
みなさんの働いている会社では、テレワークの実施は行われていますか?
コロナ禍を経て、テレワークの普及が広く進んでから数年が経ちました。
実施されている職場では「やってみたら意外とよかった」「色々工夫をしてうまくこなしている」「出社に比べて生産性が上がった」といった声が増えてきたのではないでしょうか。
そして今年も、厚生労働省主催の「輝くテレワーク賞2025」の募集が6月9日から始まりました。
テレワークは、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方であり、子育てや介護と仕事の両立など、ワーク・ライフ・バランスの向上に役立つほか、業務効率化による生産性の向上や雇用の創出につながるなど、労使双方にメリットがある働き方です。
ぜひ、テレワークを行っている企業は、自社での取り組みをこの機会に広く発信してみてはいかがでしょうか。
応募について
テレワークの活用によって労働者のワーク・ライフ・バランスの実現を図るとともに、他社の模範となる取組を行っている企業・団体からの取組内容を募集し、表彰します。
・テレワーク活用が難しいとされてきた業界において効果的な取組を行っている企業・団体
・テレワーク活用が難しいとされてきた職種において効果的な取組を行っている企業・団体
・効果的な取組を行っている中小企業・団体
・テレワークの普及・推進に貢献し、顕著な成果をあげている企業・団体
表彰は「優秀賞」「特別奨励賞」の2つで、受賞企業は「輝くテレワーク賞」の認定マークを受け取ることができます。
【応募期間】2025年6月9日〜7月31日
【応募方法】WEBの応募フォームから応募可能です。詳しくは下記サイトをご確認ください。
https://telework.mhlw.go.jp/kagayakutelework/award/
以下のいずれかに該当する場合は表彰の対象外となりますのでご注意ください。
過去1年以内に、雇用する労働者の各月ごとの時間外労働および休日労働の合計時間が45時間を超える月がある場合
同じく過去1年以内に、雇用する労働者のうち月平均60時間以上の時間外労働を行っている者がいる場合
過去3年以内に労働関係法令やその他関係法令に重大な違反がある場合
過去の受賞事例をご紹介
それでは実際に企業ではどんな取り組みを行なっているのか、2024年度受賞した企業の取り組みについて一部ご紹介します。
株式会社プログレス(優秀賞)
フルリモート・フルフレックス制度を導入。
全社員がテレワークを利用しており、地方在住者が約半数を占めています。
そのため、さまざまなライフイベントにも柔軟に対応可能です。
テレワーク導入時の機器購入費や通信費、リモートワーク手当は会社が負担。年2回のウォーキングイベントなど、ワーク・ライフ・バランスの推進にも積極的です。
グリービジネスオペレーションズ株式会社
精神・発達障がいのある社員が能力を最大限に発揮できるよう、テレワーク環境を整備。
専用のeラーニングプログラムを導入し、どこでも学び成長できる体制を構築。さらに、専用のコミュニケーションツールにより、多様な社員が一体となって働ける職場づくりを実現しています。
有限会社ジェム
働き方の柔軟性を重視し、社員が働く時間や場所を自由に選べる制度を導入。
子育てや介護との両立を支援し、フレックスタイム制と時短勤務を組み合わせたハイブリッドな働き方を推進しています。
さらに、オンライン会議やチャットツールにより円滑な情報共有を実現しています。
同様の取り組みや制度を導入している企業も多いのではないでしょうか。
そうした日々の工夫が、応募時の大きなアピール材料になるかもしれません。
さいごに
「自社の取り組みなんて大したことない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、どんなに小さな工夫でも、他の企業にとってはテレワーク導入のヒントになる可能性があります。
この「輝くテレワーク賞」への応募を通して、自社の良さを再認識し、改善を進めることで社員のモチベーション向上にもつながるでしょう。
また、受賞すれば企業の信頼性が高まり、採用活動や広報活動においても大きなプラスになります。
2025年、あなたの職場も「輝くテレワーク賞」でさらに輝くチャンスを掴んでみませんか。
厚生労働省「輝くテレワーク賞」
厚生労働省「令和7年度『輝くテレワーク』」の募集を開始します」