「レジャー白書2024年」が発表!みんな余暇に何してる?

7月22日、日本生産性本部より「レジャー白書2024(速報版)」が公表されました。
このレジャー白書2024は、2023年の日本における余暇活動に関する意識や参加実態に関するアンケートなどをまとめたもので、15歳から79歳までの3,303人を対象にインターネットにて調査を行い、実施したものです。
今回は調査の中で、「どの余暇活動が一番人気だったのか」「仕事と余暇のどちらを重視するか」の2点を中心に見ていきましょう。

2023年度の余暇活動は何が一番人気?


(余暇活動希望率上位10種目)

2023年の余暇活動に関する調査結果では、「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」が2022年調査よりも約6ポイント増加し、48.7%でトップに立ちました。
コロナ禍の2021年の調査では国内観光旅行の参加率が32.8%、コロナ禍以前の2019年では54.3%の参加率なので以前よりかは高い数値にはなりませんでしたがかなり増加していることがわかります。
2020年には34.3%と、ぐっと数値が低くなってしまいましたが、国内観光旅行は年々と参加率が上がっており、観光旅行への関心が非常に高まっていることが示されています。

また、「外食」が前年から3.4ポイント増加し、2位にランクインしています。
コロナ禍前の2019年の水準よりも低い結果ですが、国内観光旅行同様に外出の制限が緩和されたことによる影響も大きいと考えられます。
そして、「動画鑑賞」や「読書」など、家の中で楽しめる活動も根強い人気があるものの、若干の減少傾向が見られています。これは、外出緩和により、屋内の娯楽よりも屋外の活動に再び人々の関心が向かっているためではないでしょうか。

また一人当たりの平均参加率は、10.4種目でこれは2021、2022年よりわずかに増加しています。


(一人あたり平均参加種目数の結果)

しかし、コロナ禍以前の2019年と比べると参加率も減少、観光・行楽部門も減少しています。2023年の余暇活動では一番人気のあった旅行ですが、まだ完全に回復してはいないことがわかります。

仕事と余暇のバランス

次に仕事と余暇のどちらを重視するか見ていきましょう。


(「あなたは仕事(勉強や家事を含む)と余暇のどちらに重きを置いていますか」の設問への回答結果)

「仕事よりも余暇に生きがいを求める」という意識がとても高まっていることが明らかになりました。実際に、「仕事よりも余暇に生きがいを求める」と答えた人の割合は65.7%に達し、これは2009年の調査結果では50.5%なので大幅に増加していることがわかります。
反対に「仕事にも余暇にも同じくらい力を入れる」「余暇も時には楽しむが、仕事の方に力を注ぐ」の割合は、全体的に減少傾向です。最近では仕事よりも余暇を楽しみたいと思っている人が増えています。

働き方改革やテレワークの普及により柔軟な働き方が認められる時代です。
プライベートや仕事の時間の使いなど、家での過ごし方がここ数年で変化しているため、仕事と余暇の関係に関与しているのかもしれません。

さいごに

この調査から、国内旅行や外食などの外で行う活動が新型コロナウイルス流行時と比べるとかなり復活していることが明らかになりました。
また、仕事と余暇のバランスを重視する動きが広がりつつあります。
時間の使い方や仕事の方法などが年々変わっているので、来年、再来年の余暇活動の結果に変化がありそうですね。

<参考>
公益財団法人日本生産性本部「レジャー白書2024(速報版)」

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牧原 花林株式会社ドクタートラスト

投稿者プロフィール

前職は残業がかなり多く、長時間労働で帰宅する日々を送っていました。こうした労働環境下で体調を崩すことも多く、健康を考えるようになり、2023年にドクタートラストに入社。
自分自身の経験を活かしつつ、健康について発信していきます。
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼、リリース送付などはこちらからお願いします】

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