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コロナ禍で需要拡大!雇用側からみた隙間バイトの利点とデメリット
- 2021/7/5
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コロナ禍において、雇用側、労働者側共ともに「単発バイト」、「隙間バイト」とよばれるアルバイトの需要が増えています。
従来、単発バイトといえばフリーターが多く見られていましたが、現在では職を失った学生や、主婦達の間で人気となっているようです。
そもそも隙間バイトとは、ほとんどの場合、応募時に履歴書の提出や面接の必用がなく、単発で1時間~数時間という短時間の勤務が可能となっているものです。
労働者側としては手軽に応募ができ、短い空き時間を有効活用できる点がメリットとなっています。
代表的なマッチングアプリとしてはシェアフルなどがあります。
今回は雇用側の視点から、この隙間バイトのメリットとデメリットをわかりやすく解説します。
雇用側からみた隙間バイトのメリット
雇用側の視点からみると隙間バイトには以下のメリットがあります。
・ 人件費の削減
・ 求人から採用までの迅速化
コロナ禍の影響により、断続的な営業を強いられた飲食店やフルタイムの雇用が困難になった企業にとっては、最低限に必要な人材を限定的に確保できることができるため、「人件費の削減」が一番のメリットです。
また、既存のマッチングアプリを使用することで、労働者同様、採用までの時間や手間が大幅に省け、状況に応じて素早く人材を確保できることも需要が高まっている一因と言えます。
雇用側からみた隙間バイトのデメリット
もちろん隙間バイトにはメリットだけでなく、以下のようにデメリットも存在します。
・ 仕事(応募者)の質が保証されない
・ マニュアルや制度の見直しが必要となる
・ 給与計算(会計処理)の手間が増える
先にも述べましたが、隙間バイトのマッチングサイトやアプリは、採用までの行程が非常に簡略化されたものが多いです。
そのため、応募者の適正や能力を十分に計り知ることができません。
実際に業務を任せた結果、期待した内容の成果が得られないリスクは通常雇用よりも高くなると言えるでしょう。
また、毎回違う人材が勤務する場合、その都度仕事を教える負担や、業務マニュアルの見直し等も必要となる場合があります。
賃金の支払いについては当日現金支払い、振り込み等、方法は複数あるにしろ、人数が多数にわたる場合はしっかりと帳簿管理する必要があります。
業務内容や状況に応じて上手な使い分けを
現在、隙間バイトの求人サービスを提供している企業は多数あります。
デメリットで述べた仕事(応募者)の質について、企業からの評価が閲覧できるタイプのサービスもあります。
また、単発で採用した人物が優秀だった場合、リピートをお願いしたりすることも可能なようです。
メリット・デメリットの双方がありますが、かつて欧州が不況の時代、ワークシェアリングが発展したように、この困難な時代こそ新しい働き方、寛容なワークライフに取り組んでみることをおすすめします。