【保育士が直伝】慣らし保育を早く終える子は、登園時の保護者の行動が違う!
- 2021/3/10
- 育児
4月から保育園に入園する子どもを持つ保護者のなかには、「慣らし保育って必要なの?なんでこんなに期間があるの?」と思う方もいるのでは。
慣らし保育は「もう慣らし保育を終えてもいいかな」「期間を延ばしたほうがいいかな」と、子どもたちの様子を見ながら保育士と保護者が話し合い、期間を決めていくのが一般的です。
この記事では働くパパママのために慣らし保育を最短期間で終えるためにどうしたらいいかをわかりやすく紹介します。
これを読んだら、きっと、登園初日に心の余裕ができるでしょう!
保護者が気を付けるポイント①平常心と笑顔を忘れずに
初めての登園、保護者も落ち着かずそわそわしてしまいますよね。
そうなってしまうと「あれ?お母さん(お父さん)がいつもと違う……」と子どもが不安になってしまいます。
親が安心できない場所では子どもも安心できません。
保護者は、自宅を出る前からなるべくいつもと同じ雰囲気で過ごし、「保育園に行くよ!」と笑顔で楽しそうに伝えます。
保育園に到着したら、どうしたらいいのかわからず、今度は保護者も不安になってしまうかもしれません。
しかし、そこは不安を隠して笑顔と平常心を保ちましょう。
保育士もいるので何も不安になることはありません。
わからないことは全部聞いてください!
そのための慣らし保育なので遠慮はいりません。
「保育園は楽しいところだよ」と子どもに伝えましょう!
のちに泣いてしまうようになっても、保護者の方の笑顔と平常心による安心感は子どもの心に残ります。
保護者が気を付けるポイント②だらだら、もたもたしない
平常心と笑顔を保ったとしても、4月からお父さんお母さんと離れるのが初めてというお子さんは9割泣くと思います。
初日は泣かなかったけど2日目、3日目で泣き始めたという子もよくいます。
保育士は慣らし保育の恒例なので慣れていますが、保護者はきっとびっくりしてしまうでしょう。
でも大体の子が泣くので気にしなくて大丈夫ですし、保育士に申し訳ないなんて全く思う必要はありません。
子どもを保育士に引き渡してから子どもが泣いたとき、「ママ(パパ)も離れたくないよ~」と泣く真似ををしてみたり、「嫌だよね~」と悲しそうな顔でもう一度抱っこしたりする保護者もいますが、これはやめたほうがいいです。
泣けば抱っこしてくれる、泣けばママ(パパ)がずっといてくれる、ママ(パパ)も嫌な気持ちになるんだ、と思い込んでしまうからです。
慣らし保育で子どもと離れるときに心がけてほしいのは、必ず「ママ(パパ)はどこに行くのか」と「いつお迎えに来るのか」を泣く前に子どもに伝えてください。
そして、「楽しんできてね!」と明るくさっぱりとお別れしましょう。
覚えておいてほしいのが、保護者が泣き止ませる必要はありません。
保育士を目の前にして子どもと保護者が一緒にいる時間が長くなれば長くなるほど、引き渡しの際に泣くと思ってください。
そして子どもにとって安心できるのは保護者が1番です。
保護者がいる限り泣き止みません。
保護者と離れて、保育士と子どもが1対1になれば、保育士は子どもたちとあの手この手で愛着関係を築きますので、あとはお任せください!
保護者が気を付けるポイント③お別れの儀式を決める
特に2歳児以上のお子さんにおすすめなのが、お別れの儀式です。
以下のような儀式がよく見られます。
・ 「バイバーイ!タッチー!」とハイタッチしたらお別れする
・ ぎゅーっと抱きしめてからお別れする
・ 手をつないで10数えたらお別れする
儀式が終わったらササっと離れましょう。
登園を嫌がる子どもには、「今日何して遊んだか教えてね!」や「お散歩のとき何色の車を見たか教えてね!」など声を掛けてあげるのもおすすめです。
保育園を嫌がったときは、子どもの気持ちを受け止めつつ、保護者の方は保育園や保育士に対するマイナス発言は控えるようにしましょう!
もちろんすべてのお子様に当てはまるものではないと思いますが、私の経験上、すぐに慣れる子はお母さんがサッと離れる子が多いです。
子どもも保護者も慣らし保育で保育士との信頼関係を構築できるといいですね。
大変だとは思いますが、笑顔を忘れずに頑張っていきましょう!