【現役保育士が伝授】結局どっちがいいの?ファミリーサポートとベビーシッターのメリットとデメリット

4月になり進級進学をしたお子さんや、保育園・幼稚園に入園したお子さんを持つお父さんお母さんは、働きながらの送り迎えなどが大変ですよね。
そんなときに使えるものとして「ファミリーサポート(通称ファミサポ)」や「ベビーシッター」が思いつくのではないでしょうか。
この記事では、現役保育士でありベビーシッター経験もある吉沢が、それぞれのメリット・デメリットについてわかりやすくお伝えします。

安いのはファミリーサポート!予約のとりやすさはベビーシッター!

ファミリーサポート

自治体によって料金が多少異なりますが、1時間あたり500~1,000円くらいと比較的安い料金で利用できるのがポイントです。
地域で支え合うという事業なので、ご近所にサポート会員が少なかったり、なかなかマッチングしなかったり、利用したくても利用できないこともあります。

ベビーシッター

ベビーシッターごとに料金設定が異なりますが、1時間あたり交通費込みで1,000~3,000円くらいが相場です。
ファミリーサポートよりはお高いですね。
ベビーシッターの会社はさまざまありますが、在籍しているベビーシッターが多いところは予約が取りやすくなっています。

どちらも習い事や園への送迎も行ってくれますので、「幼稚園にお迎え行って習い事まで送り届けてほしい!」などの使い方もOKですよ。

自宅で預かってほしいならベビーシッター!

ファミリーサポートとベビーシッターとでは、預かってくれる場所にも違いがあります。

ファミリーサポート

ファミリーサポートは、主にサポート会員の自宅でお預かりとなります。
送迎は保護者がやらなければならなかったり、子どもが寝てしまった場合は、起こしてから連れて帰らなくてはならなかったりすることもあります。
しかし自宅に入られるのは抵抗がある方やご自宅の片づけを気にされる方にはいいですね!

ベビーシッター

ベビーシッターは、依頼者のご指定の場所になります。
ご自宅でも構いませんし、シッターによってはカフェや公園、ホテルの一室などでもご指定の場所でお預かりすることが可能です。
お子さんが生活に慣れている自宅で見ていてほしい、場所や時間に臨機応変に対応してほしいという保護者の方におすすめです。

保育士・幼稚園教諭の資格の有無を重視するならベビーシッター!

ファミリーサポートのサポート会員にも資格保有者はいると思いますが、多くは子育てを終えた世代の方々です。
子育てはしたことがないけれどボランティア経験があるからと登録している方もいます。
気軽に預けたいし気楽に子どもと接してほしいと思う方はファミリーサポートで全く問題ないかと思います!

子どもに関する資格所有者に預けるメリットは、以下の2点です。

①子どもたちと接することに慣れている
②子どもに関する危機管理ができている

特に②の危機管理については、たとえば、保育士であれば乳児のうつぶせ寝の危険をよくわかっていますし、離乳食を与えるときに感染症対策や虫歯対策の観点から直接口で「ふーふー」と冷ましたりはしません。
また送迎の際にも手をつないで保育士が車道側を歩くなど徹底した危機管理をすると思います。

もちろん100%そうであるとは言い切れないですし、資格保有者の中にも危機管理ができない人もいますが、可能性は低いでしょう。
しかし、より保育に専門性を求める方は資格所有者を選べるベビーシッターがおすすめです。

そのほかにもファミリーサポートは登録までに時間がかかるというデメリットもあります。
コストを安く抑えたい、またはより近所の気軽に接してほしい方はファミリーサポート、臨機応変な預かり、または資格の有無を重視する方はベビーシッターがいいでしょう。

ご家庭によって優先事項が異なりますので、ぜひそれぞれのメリット・デメリットを知ったうえで必要なサポートを選択してみてください。
ファミリーサポートやベビーシッターを利用して、育児と仕事の両立生活が少しでも穏やかになるといいですね。

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吉沢夏希株式会社ドクタートラスト 保育士

投稿者プロフィール

大学在学中から保育園で子どもたちに接する仕事を続けてきました。保育士としての経験と出産育児の経験をあわせて、産前産後・育児中の働くお母さんの力になりたいと思っています。
また、記事では子どもの成長過程に関することから保育士が実際に現場で使う保育テクニックなどを紹介し、日々の子育てが少しでも楽しくなるようにサポートしていきます。
【保有資格】保育士、チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー、幼児食インストラクター、チャイルドコーチングアドバイザー
【YouTubeで「子育て相談コーナー」配信中!】
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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