
みなさん、こんにちは。保健師の清宮です。
本日は「産業保健新聞」運営元、ドクタートラストが行った社員への健康教育をご紹介します。
他社の健康教育について知る機会はあまり多くないと思いますので、参考になれば幸いです。
2024年度の取り組み
2024年度は、毎年健康診断結果で有所見者の多い「脂質」の項目に着目し、食生活の見直しや脂質異常症に対する理解を高めることを目的に以下の内容を実施しました。
個人へのアプローチ
保健指導の実施
健康診断にて脂質の項目に所見があり、生活習慣病のリスクの高い社員に社内保健師にて保健指導を実施しました
具体的には対象者の健康状態や生活状況をヒアリングし、食事内容の見直しや減量等の具体的な目標を定め、個人に合わせた実現可能な行動計画を立案、本人の希望をもとに月に1回程度の継続面談を行うほか、メールにて食生活・運動習慣の報告を週1回受けるなど、改善を支援しました。
集団へのアプローチ
情報提供
健康管理アプリにて、多様なテーマの動画をいつでも閲覧できるように整備しました。
また、社内SNSでは、季節や社内の現状に合わせて定期的に健康情報を提供し、生活習慣の見直しのきっかけづくりを行いました。
「筋肉食堂」の導入
栄養バランスのとれた冷凍のお弁当を社内で販売する「筋肉食堂」を導入。
年間192万円を投資し、従業員は安価で購入が可能となっています。
オフィス内の目立つ場所に冷凍庫を設置し、従業員の認識を高める工夫も行いました。
社内セミナー
以下のようなセミナー、イベントを実施しました。
1)社内保健師による脂質異常症予防のWebセミナー
2)社内管理栄養士によるコレステロールの所見改善のためのイベント
2025年度の取り組み
個人へのアプローチ
保健指導の実施
2024年度に保健指導が未実施であった対象社員(血圧、血糖等該当者)に保健師、管理栄養士にて保健指導を実施。
対象者の健康状態や生活状況をヒアリングし、食事内容の見直しや減量等の具体的な目標を定め、個人に合わせた実現可能な行動計画を立案、本人の希望をもとに月1回程度の継続面談を行うなどの支援を実施しました。
集団へのアプローチ
健康管理アプリにて動画視聴と小テストの実施
血圧、血糖、睡眠、禁煙等に関するテーマの動画視聴と小テストを実施。
業務時間内に動画視聴、小テストを受検できる時間を設け、多くの社員が健康教育を受けやすい環境を整備したところ、8割弱の人が受検し、テストに合格しました。
社内の健康課題の改善に適した弁当・軽食販売の商品を強化
社内の健康診断実施前の2か月間、会社で費用補助し販売している弁当・軽食販売の商品をLDLコレステロールの数値改善に合った商品内容に変更しました。
・ 弁当販売(筋肉食堂):野菜やきのこが多いもの・脂質量が少ないもの・魚が入っているものを増やした
・ 軽食販売(オフィスで野菜):野菜の惣菜多め・脂質が高いおやつ系・菓子パン・飲むヨーグルト系は減らし、果物を増やす・脂質が高そうな惣菜(ハンバーグ等)よりも魚、鶏肉・魚の総菜を多めにした
健康情報の提供だけでなく、次のステップへ
2025年度の健康経営の取り組み方針として「一方的な健康情報の提供」からステップアップし「社員自ら自身の健康について考える」というテーマに掲げ、社員教育を行いました。
「社員自ら自身の健康について考える」機会を創出するために年に3回の話し合いの機会を設定しました。
取り扱ったテーマは、全社員に対して行ったアンケートをもとに、興味のある人が最も多かった3つのテーマ「レジリエンス」「アサーション」「ワークライフバランス」を選択し原則全社員が自分の興味のあるテーマを1つ選び参加してもらうことになりました。
イベント後の事後アンケートにて「積極的に参加できた」という質問に対し「そうだ」「まあそうだ」と回答した社員が8割を超えることを目標としました。
2025年8月にレジリエンスについてディスカッションを実施。また事後アンケートでは、ディスカッションに「積極的に参加できた」という問いに対して「そうだ」「まあそうだ」と全員が回答し、目標であった「積極的に参加できた」と回答する社員が8割を超えることができました。
また参加前は参加意欲が低かったが、参加して良かったという意見や入社前のことは知らないことが多く、人の意見や考え方から見習いポイントを見つけたり、自分の強みを新たに発見することに繋がった印象がありました。
今回はドクタートラストの2024年、2025年度以降実施した健康教育ついてご紹介しました。2025年度には血糖値を2週間測定する社内イベントも開催しています。
今後も社員の健康意識を高める社内イベントを企画・実施して、本メディアで共有していきます。
次回の記事もお楽しみに!

























