まだまだ寒いこの季節、皆様は体調など崩されていないでしょうか。
インフルエンザは今年、早い時期から猛威を振るっており、未だに流行継続中です。
インフルエンザ対策に有効なのはうがい、手洗いなどのケアだということは広く知られています。
しかし、歯磨きもインフルエンザ予防に有効であることをご存知でしょうか。
歯磨きでインフルエンザ予防できる?
奈良県歯科医師会高齢者歯科保健委員会の調査によると歯磨きを徹底することで、インフルエンザの発症率が10分の1にまで低下したことがわかりました。
また、歯磨きのタイミングとしては、朝起きてすぐ磨くとよいとのこと。
朝起きてすぐの口腔内は寝ている間、唾液の分泌があまりされないことで増えてしまった細菌でいっぱいです。
その細菌はプロテアーゼというタンパク質分解酵素を発生させます。
プロテアーゼはインフルエンザウィルスを活性化させる作用をもっています。
朝の歯磨きは、この増えてしまったこのプロテアーゼを洗い流すことで、インフルエンザの発症を防ぐことができるのです。
舌もきれいにしよう
皆様は朝起きた時舌が白っぽくなっていることがありませんか?
それは舌苔という舌にこびりついてしまった汚れです。
特に朝は普段唾液の分泌によって抑えられている細菌が繁殖しているので、たくさんの舌苔がこびりついているかと思います。
舌の掃除はどうすればよいのでしょうか。
舌の掃除には専用のブラシを使いましょう!
普通の歯ブラシでこすってしまうと数回でも傷がついてしまいます。
歯ブラシは1カ月に1回変えよう
口腔内は約300種類の細菌が生息しています。
もちろん毎日使っている歯ブラシにはその細菌が付着し、どんどん増殖していきます。
また、歯ブラシを使い続けると毛先が広がっていきますが、広がった状態で歯磨きをしても通常の4割程度しか歯垢が除去できないと言われています。
月に1度は歯ブラシを新しいものに取り換えたほうが効果的といえます。
口腔内を清潔に
このように、口腔ケアはインフルエンザ予防に効果的です。
そのほかにも細菌を口やのどから入れないという点でも通常の風邪などの病気予防にも効果がありますので、口腔ケアをしっかり行い、口腔内を清潔に保ちましょう。