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健康教育を成功させるカギは「テーマ設定」にあり!
- 2024/12/24
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こんにちは。皆さんは健康セミナーなどに参加したことありますか?
今回は、多くの企業さまで健康セミナーを実施してきた経験をもとに「初めて社内で健康教育を始める方」向けの基礎的な内容をお届けします。
テーマを決めよう~健康課題解決のために~
まずは健康教育を行うのに、まずはどんなテーマが良いのかを検討しましょう
今回はテーマを決める上でのアイディアを2つご紹介します。
1)社内の健康課題を改善
2)季節や社内イベントに合わせたテーマ
健康教育を行ううえで大切なのは、どんなテーマを取り扱うかという点です。
社内にどんな健康課題があるのかを考えてみましょう。
解決、改善したい健康課題は何でしょうか。
その健康課題を解決するために、どんな健康教育を行うのが良いでしょうか。
社内で話し合ってみましょう。
テーマを検討する際には、衛生管理者や産業医や保健師に意見を聞いてみたり、衛生委員会等でも話し合ってみたりするのをおすすめします。
どんな課題が良いか、よく分からない場合には、健康診断結果を確認してみましょう。
特におすすめなのが、健康診断結果で多かった所見について取り扱うことです。
例えば血圧について数値が高い方が多いという傾向が見えてきたら、血圧をテーマに取り上げてみましょう。
<血圧をテーマにした場合の内容例>
・ 血圧の基準値や数値の見方
・ 血圧が高い状態が続くとどうなるのか
・ 血圧を下げるために必要な生活改善方法
・ 正しい血圧の測り方
・ 1日の食塩摂取の目安など
社内の健康データを活用し、「血圧の高い人が多い!」と示してもインパクトがあります。
以下におすすめのテーマ案をいくつか記載しておきます。
<健康教育でおすすめのテーマ案>
血糖:空腹時血糖、HbA1c、尿糖などの基準値や数値の見方、血糖について、三大合併症(網膜症・腎障害・神経障害)、食生活の見直しなど
脂質:中性脂肪、LDLコレステロール、HDLコレステロールなどの基準値や数値の見方、血管内の変化、各項目の数値改善方法、食生活の見直し方など
肝機能:AST、ALT、γ-GTPなどの基準値や数値の見方、肝臓、アルコールの適量、アルコール依存度チェック、非アルコール性肝障害、肝炎ウイルス、生活習慣の見直しなど
その他にも、社内で健康に関するアンケート等を行い、その結果を確認し睡眠不足や運動不足などの傾向があれば、それらの内容をテーマとして取り扱ってみましょう。
特に、「産業保健新聞」運営元のドクタートラストでも睡眠に関するセミナーは人気のテーマの1つです。
貴社の社員の働き方や傾向や特徴を取り入れると、さらに良い内容になります。
テーマを決めよう~季節や社内イベントに合わせたテーマ~
次に、季節や社内イベントに合わせたテーマをご紹介します。
季節にあったテーマとは、例えば熱中症や花粉症などのことです。
たとえば熱中症でしたら、実施時期は暑くなり始める5月頃がおすすめです。
<熱中症をテーマにした場合の内容例>
・ 熱中症の基礎的な内容
・ 熱中症になりやすい環境・行動と身体の状況
・ 熱中症予防対策の内容など
業務内容に合わせて、熱中症が起こりやすい状況や、実際に社内で起こった事例や同業種の事例などがあればより参考になります。
他にも冬の季節には感染症やインフルエンザなどもおすすめです。
社内イベントとして扱うテーマは、企業ごとに異なるので、さまざまなテーマがあると思います。
たとえば厚生労働省の「令和6年度(2024年度) 年間行事予定(週間・月間)」に合わせて健康教育を実施している企業もあります。
ほかには「歯と口の健康週間」(6月)に合わせて歯のテーマを取り扱ったり、「世界メンタルヘルスデー」(10月)に合わせてメンタルヘルスのセルフケアやラインケアに関する内容を扱うなども考えられます。
メンタルヘルスについては、厚生労働省のホームページ、働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」にも多く活用できる情報や資料がありますので、そちらもあわせてご確認ください。
また健康教育は、社員全員が参加する良い機会です。
社内の健康相談窓口や社外の健康相談窓口、社内の健康に関する制度について(ワクチン接種の費用補助、再検査・精密検査受診の費用補助、休職制度など)も合わせて周知しましょう。
ぜひ年に数回の健康教育のイベントを上手に活用しましょう。
健康教育におすすめのコンテンツ
健康教育が好発進するポイントは「テーマ設定」
今回は健康教育を成功させるコツとしてテーマ選びを中心に説明してきました。
社内の健康課題にあったテーマを決めるところから、健康教育は始まっています。
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またドクタートラストでは、2012年より衛生委員会でそのままお使いいただけるPDF形式の最新資料を保健師や管理栄養士、精神保健福祉士が作成、無料メールマガジン「DTニュース」にて毎月配信し、衛生委員会の議題として活用いただいています。
合わせて「DTニュース」で配信した資料をすべて載せた「衛生委員会ハンドブック」を運営しています。
本記事が健康教育をこれから初めて実施する際に、お役に立てれば幸いです。