【世界幸福度ランキング2019】気になる日本の順位はなんと……

世界幸福度ランキング2019

「世界幸福度ランキング」については、皆さんもご存知と思います。
過去の記事でも、少しご紹介いたしました。

上記の記事では、2017年度の調査結果から感じた所感と、そもそも「世界幸福度ランキング」ってなんなの?ということについて説明しています。
ぜひ、本記事とあわせてご覧ください。
今回は、2018年が飛んでしまいますが、2019年度の結果が出てきましたので、そのご紹介と過去の結果と比較して感じたことを書いていきます。

日本の順位の推移 今年は……

まず、過去の順位(今回は2016年~2019年)を見てみましょう。

2016年2017年2018年2019年
1位 デンマーク1位 ノルウェー1位 フィンランド1位 フィンランド
2位 スイス2位 デンマーク2位 ノルウェー2位 デンマーク
3位 アイスランド3位 アイスランド3位 デンマーク3位 ノルウェー
4位 ノルウェー4位 スイス4位 アイスランド4位 アイスランド
5位 フィンランド5位 フィンランド5位 スイス5位 オランダ
53位 日本51位 日本54位 日本58位 日本

……皆さん、この表をみてどう感じましたか?
私はまず単純に「日本の順位どんどん下がってる!」「北欧強い……!」の2点を感じました。
実は、今年の日本の順位58位という数字は、過去7年間で最低順位です。
どうして下がってしまっているのか、トップ5の国とどう違うのか、考えてみようと思います。

日本の順位、なぜ低い?

復習にはなりますが、まず幸福度を決める基準項目は以下のようなものです。

・ 国民1人当たりの国内総生産(GDP)
・ 健康寿命
・ (政府や企業における)自由度、汚職度
・ 社会的支援、社会保障
・ 社会(人生選択)の自由度
・ 社会の寛容さ

今回の日本の結果は、「健康寿命」2位(さすが長寿国日本)、「GDP」24位とかなり上位にいたものの、「社会の自由度」64位、「社会の寛容さ」92位という結果が総合順位に大きく影響されたかたちになりました。
前回紹介した2017年度の結果とほぼ同様の状態です。
では、どうすれば順位の低い項目をより良くしていけるのでしょう?

日本の順位を上げるために、まず会社ができること

どうにか幸福度をあげて、日本をハッピーにしたい!と考えるものの、社会保障などはもう国に任せるしかないのでどうしようもない…と感じるかもしれません。
しかし、会社にもできることはあります!
私を含め、国民の大多数は「働く人」なわけですから、この「働く人」の幸福度が増せば順位アップに影響するはずです。
そこで、会社でもできそうなことを少し考えてみました。

労働環境・働き方を見直しましょう

2019年4月に働き方改革法が施行され、耳にタコができるくらい「働き方改革を!」と聞いていると思いますが、労働環境の見直しをして、個人個人に合った働き方ができると生産性が向上しますよね。
つまり、GDPのさらなる向上と、社会(人生選択)の自由度が増します。
世間で大きく取り上げられている今こそ、真剣に行ってみてはいかがでしょう。
ちなみに、働きやすいオフィスづくりに関してはこちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

自分の価値観・個性を大切にしましょう

すこし悪い言い方をしますが、日本は同調圧力が他国に比べて強いと思っています。
「この方法、少しやりづらいけど皆やっているからこの方法で…」といったような「皆がやっているから」という理由で自分の意見や考えをのみこんだことはありませんか。

寛容さが足りません!!!

頭ごなしに自分の意見を言いまくり、他人の言うことは聞くな、と言っているわけではありませんよ。
過去の方法などを踏襲していくだけではなく、さまざまな意見を聞き、取り入れる環境を整備していくことも会社にとって大切だ、ということです。
「世界幸福度ランキング」という大きな話題から、「会社としてできることをしよう!」と今回を記事を書きました
多様な価値観や生き方を受け入れられる会社・社会になっていけば、来年度とはいいませんが、いつか日本も世界幸福度ランキングの上位に入れると、私は思っています。

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中川果穂株式会社ドクタートラスト 広報

投稿者プロフィール

幸福度や労働生産性が高いと評される北欧(ノルウェー)へ留学した際、仕事に対する日本と北欧の良いところ悪いところをひしひしと感じてきました。この良いところをお伝えすべく、北欧の労働環境などに関しての情報はもちろん、身近な話題や疑問を分かりやすくお仕えできるよう日々勉強中です!
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼、リリース送付などはこちらからお願いします】

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