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原則無料! 働き盛り世代の男性を対象とした風しんの抗体検査・予防接種が始まりました
- 2019/5/28
- ドクタートラストニュース
厚生労働省は、風疹の流行を防ぐため、特定の年代に生まれた男性を風しんの定期接種の対象とする追加対策を公表しました。
追加対策の概要
2022年3月31日までの間に限り、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性が、風しんの定期予防接種の対象者となり、2022年3月31日までの間に限り、抗体検査を含めた費用が原則無料になります。
【ポイント】
(1)3年間、全国で原則無料で定期接種を実施
(2)ワクチンの効率的な活用のため、まずは抗体検査を受けてもらう
(3)事業所健診の機会に抗体検査を受けられるようにするほか、夜間・休日の抗体検査・予防接種を実施
追加対策の背景
風疹の定期接種は現在、男女ともに幼児期に計2回実施していますが、当初、女性だけをワクチン接種の対象としており、昭和37年4月2日~同54年4月1日に生まれた39~56歳男性は定期接種の機会がありませんでした。
そのため、抗体保有率が他の世代は90%程度に対して80%程度と低く、2018年の風しん患者の中心になっていました。
厚生労働省はこの年齢層への予防接種を公的な定期接種に位置づけ、まずは抗体検査を受けてもらい、免疫が十分でないと判明した人にワクチンを接種します。
費用はいずれも原則無料とし、企業の定期健診などに合わせて検査が実施できるよう体制の整備も進めており、以下のような目標を設けています。
【目標】
(1)2020年7月までに、対象世代の男性の抗体保有率を85%に引き上げる
(2)2021年度末までに、対象世代の男性の抗体保有率を90%に引き上げる
<参考>
厚生労働省「風しんの追加的対策について」
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