11月10日はホワイト企業普及の日~認定制度を活用してPRにつなげる~

11月10日は、「いい(11)ひと(1)のわ(0)」、つまり「いい人の輪」にちなみ、「ホワイト企業普及の日」です。
「ホワイト企業普及の日」は2016年に一般財団法人日本次世代企業普及機構が制定しました。
今回はホワイト企業の特徴、そしてホワイト企業であることのPR方法をわかりやすく解説します。

ホワイト企業とは~ブラック企業の対義語として誕生~

「ホワイト企業」とは2013年の流行語大賞トップ10「ブラック企業」の対義語として生まれた言葉とされています。
企業規模や上場しているかどうかによらず、一般的に下記の特徴があります。

・ 残業が少ない
・ 福利厚生が手厚い
・ 有給休暇取得率が高い
・ 離職率が低い
・ 研修制度が充実している
・ 女性も働きやすい、活躍できる

さまざまホワイト企業認定制度

せっかく自社が「ホワイト企業」になるための取り組みをしていても、実績を重ねていても世間で認知されなければもったいないですよね。
そのような場合、公的な認定制度の取得が有効になります。
厚生労働省や経済産業省では一定の基準を満たした企業を認定する制度を設けており、各制度に認定されるとサイト上に社名が掲載されたり、認定マークを製品や名刺、求人サイトなどに使用でき、企業イメージの向上にもつながります。
採用活動時のPRにもなりますし、求職者にとってはホワイト企業を見分ける目安となります。

代表的なホワイト企業認定制度

以下では、代表的なホワイト企業認定制度をご紹介します。

ユースエール認定

厚生労働省が若者の採用や育成など、雇用管理などに積極的な中小企業を認定する制度です。
常時雇用する従業員が300人以下の企業が認定対象となります。

えるぼし認定

2016年に施行された女性活躍推進法にもとづき、女性の活躍を推進している企業を認定する制度です。
一般事業主行動計画を策定し社内外に公表し、都道府県労働局に申請します。

くるみん認定

次世代育成支援対策推進法にもとづき、一定の基準を満たした企業を認定する制度です。
女性の育児休業取得率75%以上、男性の育児休業等取得率10%以上が認定基準となっています。

多くの企業では少子高齢化社会による人手不足で人材の確保に苦労しています。
ホワイト企業として認知されることで新規採用がしやすくなるだけではなく、従業員の離職を防ぐことにもつながります。

ご紹介した認定制度について、ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

<参考>
・ 厚生労働省「ユースエール認定制度」
・ 厚生労働省「えるぼし・プラチナえるぼし認定」
・ 厚生労働省「くるみんマーク・プラチナくるみんマークについて」

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篠塚純子株式会社ドクタートラスト

投稿者プロフィール

異業種、異職種からの転職のため、日々勉強中です。自分が関心を持ったり興味がある記事を発信していければと思います。
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