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今後どうなる「プレミアムフライデー」…?
- 2017/3/1
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「月末金曜は、少し早めに仕事を終えて、ちょっと豊かな週末を楽しみませんか?」
先日の2月24日、このキャッチフレーズからプレミムフライデーの第一回目が始まりました。
私の勤め先であるドクタートラストでも、全社員を対象として導入し、その日は全社員が3時に仕事を切り上げて退社しました。
皆さんの周りでの反応はいかがでしたでしょうか?
東京霞が関の経済産業省では、館内放送などを使って、世耕経済産業大臣が早めに仕事を切り上げるよう呼びかけ、午後3時になると職員が次々と職場をあとにしていたようです。
安倍首相ら閣僚や各党幹部も24日は、「プレミアムフライデー」の浸透を図るため、率先して日常とは違う時間を過ごしたそうです。
しかしその反面、一部ではプレミアムフライデーを導入・実施した企業は日本全体の企業の3%との報道も……
「まだまだ、自分には関係のない話だ。」そう思われている読者の方も多いのではないでしょうか。
そんな中、先日プレミアムフライデー推進協議会事務局からは前向きなデータが公表されました。
プレミアムフライデー「働き方改革」を企業の約8割が前向きに検討
プレミアムフライデー推進協議会事務局は、経団連会員など賛同企業・団体約1600社を対象に、「プレミアムフライデー」に合わせた働き方改革の検討状況についてアンケート調査を実施しました。
その結果なんと、「前向き検討」の回答が76%となり、約8割の企業が働き方改革に向けて前向きに検討していることが分かりました。
また、プレミアムフライデー、働き方改革ではただ単に金曜日の午後3時に仕事を切り上げることだけではなく、フレックスタイム制の導入や終業時刻の繰り上げ、支援金支給といった制度の導入をすでに決定している企業・団体も多数見受けられております。
働き方改革における具体的な取り組みについて
それでは、プレミアムフライデー(いわゆる半ドン)以外にはどういった取り組みが導入されているのでしょうか。
アサヒグループホールディングスでは、働き方改革として在宅勤務、スーパーフレックスの利用促進。(月に1回の在宅勤務、週に1回のスーパーフレックス制度の利用推奨。)が公表されています。
東京ガスでは、勤務する正社員だけではなく、有期契約社員(交替勤務者、宿直等除く)をも対象に、業務への支障がない範囲で、各人の半日休暇や15時のフレックスタイムの取得を推奨するといった具体的な取り組みが公表されております。
金曜日に仕事を切り上げて経済を活性化させよう!という事だけではなく、「メリハリある働き方」を推奨し、生産性の向上や仕事の効率化につなげようとしている経済界の動きがうかがえます。
まだまだ第一回目が始まったばかりのプレミアムフライデーですが、これを機に日本の働き方改革が今後どうなっていくのか益々見ものですね。
参考(プレミアムフライデー事務局https://premium-friday.go.jp/)