低気圧で頭痛!在宅勤務でもできるおススメ対策をご紹介

低気圧で頭痛!在宅勤務でもできるおススメ対策をご紹介

6月は湿度が高くじめじめして不快に感じることも多く、雨で外出しづらい日も続きますよね。
また、「気圧が低下すると頭痛が起こりやすい」、「天気が悪いとめまいがする」など天気や気候の変化と体調が関係していると感じている人もいるのではないでしょうか。
まして在宅勤務だと、休憩中に散歩を行い気分転換していた人も外が雨だと実施できなくなってしまいますよね。
今回は在宅勤務中でもできる、天気や気圧の変化による不調との付き合い方についてお伝えします。

なぜ起こる?梅雨の時期に起きる不調の正体

まず、天気や気圧と体調不調の関係についてお話します。
低気圧による片頭痛は気圧の変化により血管が拡張して、頭痛が生じると考えられています。
また、気圧の低下や気温の寒暖差により自律神経のバランスが崩れてしまい、めまいやだるさが生じてしまいます。

在宅勤務中の気圧による不調はどう対応していけばいいの?

体調不良との付き合い方とともに、在宅勤務中でもできる、気分転換についてご紹介します。

「自分の体調日記」をつけてみる

体の不調との付き合い方は自分の傾向を知ることが大切です。
たとえば、気圧の変化で頭痛を感じることが多い人は、自分の頭痛の状況、頭痛に伴うほかの症状、薬の使用状況や効果、生活への支障度を記録にすることがおすすめです。
記録を見返したときに、自分がどういうときに体調が悪くなるのか確認することができるため、体調不良を予測することが可能です。
日本頭痛学会が提供している「頭痛ダイアリー」に書くのもいいです。
また最近では、天気のデータと自分の体調について記録ができるスマートフォンのアプリもあります。
自分が継続しやすいもので記録をしてみてください。

日本頭痛学会「頭痛ダイアリー」

部屋の中での軽い運動

軽い運動を取り入れてリラックスする時間を設けてみましょう。
在宅勤務中、同じ姿勢で仕事を続けていませんか?
同じ姿勢が続くと肩こりや背中の痛みにもつながり、体のこりから頭痛など体の不調につながることもあります。
新型コロナウイルス感染症の流行により、自宅でできる運動は非常にメジャーになったので、自宅でできる運動も選択肢が多くなりましたが、今回は仕事の間にもストレッチができる動画をご紹介いたします。
まず、デスクワークの疲れをすぐ解消する動画になっています。休憩の前後や仕事の間にも行っていただければ幸いです。

次に、厚労省が紹介している、自宅の中でできる「ヨガ」もいかがでしょうか。
忙しい仕事のときにも1分からできるヨガの動作やからだやこころの症状に応じてプログラムを選択できます。

厚生労働省こころの耳「こころを整える リラクセーションYOGA」

部屋の中にゆらぎを取り入れる

そよ風や川のせせらぎ、木漏れ日のような「ゆらぎ」は心地よさを感じられるので、リラックスができます。
自宅の中でゆらぎの取り入れることとして、休憩や仕事が終わった後は小鳥のさえずりなどのヒーリングミュージックをBGMとして流したり、エアコンをつけたときにサーキュレーターの首振り機能でエアコンの風を不規則に送るだけでもリラックス効果が得られます。

体調不良が続くとき、どうすればいい?

体調不良が軽い場合はストレッチや生活習慣の改善、市販の鎮痛薬による対応ができますが、苦痛が続く場合はどうしたらいいでしょうか?

医療機関を受診する

頭痛やめまい、だるさによる苦痛が大きく生活に支障をきたすことが多いときや、頭痛に対して市販の鎮痛薬を飲む日が1か月に10日以上ある場合は医療機関への受診を検討してみましょう。
また、気圧等の変化による自律神経の乱れによる体調不良と感じていても、違う病気が隠れいている可能性もあります。
そして、体の不調により集中力が低下したり、生産性の低下につながってしまいます。
医療機関への受診に抵抗があっても、自分の健康が第一です。
生き生きと働くためにも、専門家に頼ることが大切です。

一度、相談してみる

「体調があまりよくないけど病院に行くのも悩む」、そのようなことがあれば、一度、同僚や上司、友人や家族など信頼できる人に相談するのはいかがでしょうか。
在宅勤務中は雑談する機会が少なくなるので、「自分の体調についてわざわざ話すのも遠慮してしまう」という人もいるかと思いますが、話すだけで自分の状況も整理できますし、解決の糸口が見つかることもあります。
身近にいる人に自分の体調について相談するのは恥ずかしく感じている人であれば、会社の産業スタッフや外部相談窓口に相談するのも一つの手段です。

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中森チカ株式会社ドクタートラスト 保健師

投稿者プロフィール

大学病院の病棟勤務(循環器内科・糖尿病内分泌科)を経て、地域包括支援センターの保健師として高齢者総合相談、介護予防事業などに従事。ドクタートラスト入社後は、セミナーの実施や年間100件超の保健指導やカウンセリング業務に携わっている。
セルフケアやレジリエンス、アンガーマネジメントの研修、またこれまでの経験から、生活習慣病に関するセミナーが得意。
「楽しく元気に働ける人を世の中に増やしていく」が保健師としての目標。心身の健康や予防が大切だと痛感したことから、「行動が変わる、考え方が変わるきっかけ作り」に邁進中。
また育児や治療、介護と仕事の両立をサポートし、よりきめ細かく対応できるよう、思いやりの心を持って働いている。
【保有資格】保健師、看護師、公認心理師、国家資格キャリアコンサルタント、第一種衛生管理者、人間ドック健診情報管理指導士
【ドクタートラストの保健師サービスへのお問い合わせはこちら】
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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