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職場で起きる食中毒、6月の予防ポイント3つ~働き方別のリスクと衛生管理者ができる対策~
- 2026/5/26
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6月は気温と湿度が上昇し、細菌が増殖しやすくなる季節です。
この時期は食中毒の発生件数も増加する傾向があり、注意が必要です。
食中毒は飲食店で起こるものと思われがちですが、実際には職場においても発生する可能性があります。
特に社員食堂や仕出し弁当だけでなく、持参弁当や共有冷蔵庫など日常的に利用している環境の中にもリスクは潜んでいます。
また、日勤者、夜勤者、デスクワーク中心の従業員、外勤者など車両で移動することの多い従業員では食事の保管方法や保管時間が異なります。
たとえば夜勤者は食事までの時間が長くなりやすく、外勤者では車内で保管する場面も見られます。
このように働き方によってリスクの生じやすい場面が異なるため、それぞれの状況に応じた対策が求められます。
衛生管理者は職場の実態を把握し、具体的な予防行動につながる環境整備や周知を行うことが重要です。
今回は6月に確認しておきたい食中毒予防の3つのポイントを紹介します。
「つけない・ふやさない・やっつける」― 手洗い環境の確認
食中毒予防の基本は原因菌を「つけない」「ふやさない」「やっつける」という3原則です。
この中でも職場で特に重要となるのが手洗いです。
手指を介して食品が汚染されることは少なくなく、基本的な手洗いの徹底が予防につながります。
衛生管理者は手洗いのポスター掲示だけでなく、石けんやペーパータオル、手指消毒用アルコールが常に使用できる状態にあるかを確認しましょう。
特に夜勤がある職場では日中は問題がなくても夜間に補充が不足している場合があります。
補充場所をわかりやすくしたり予備を設置したりするなど誰でも使用できる環境を整備することが大切です。
あわせて、体調不良時には無理をせず休むことや食品の取り扱いに注意することなど基本的な衛生行動についても周知していきましょう。
共有冷蔵庫の管理 ― 当番制とチェック表の活用
職場の共有冷蔵庫は多くの従業員が利用する一方で管理が不十分になりやすい場所です。
期限切れの食品が放置されていたり誰のものかわからない食品が長期間保管されていたりすると衛生環境の悪化につながります。
こうした状況を防ぐためには衛生管理者だけで管理するのではなく当番制を導入しチェック表を活用して定期的に確認と整理を行うことが有効です。
たとえば「期限切れ食品の有無」「記名の有無」などの項目を設けることで、冷蔵庫内の状態を把握しやすくなります。
また、定期的に冷蔵庫内を清掃しアルコール入りのウエットティッシュなどで庫内を拭き取ることで、清潔な状態を保つことができます。
このように職場全体で管理する仕組みをつくることが、衛生意識の向上にもつながります。
持参弁当の保管 ― 保管環境の違いと予防のポイント
持参弁当は健康管理の面でメリットがある一方、保管方法によっては食中毒の原因となることがあります。
特に夜勤者は食事までの保管時間が長くなる傾向があり、外勤者など車両で移動することの多い従業員は車内で弁当を保管する場合もあります。
また、デスクワーク中心の職場でも冷蔵庫に入れず常温で保管してしまうケースが見られます。
安全に食べるためには保冷剤や保冷バッグを使用し持参後はできるだけ早く冷蔵庫に入れることが大切です。
また、ご飯やおかずは十分に冷ましてから詰めることも重要です。
こうしたポイントを掲示や衛生教育などで周知することで従業員一人ひとりの予防行動を促すことができます。
食中毒は、日常の職場環境の中で起こる可能性があります。
手洗い環境の整備、共有冷蔵庫の適切な管理、持参弁当の保管方法の周知など日頃の取り組みを積み重ねることが予防につながります。
6月は食中毒対策を見直すよい機会です。
衛生管理者を中心に、職場全体で衛生管理に取り組み、安全で安心して働ける環境づくりを進めていきましょう。
<参考>
農林水産省「食中毒予防3原則編」





















