月に一度の15時終業で仕事も私生活も充実!企業理念が支えるドクタートラストの働き方改革

ドクタートラストでは、社員が心身ともにリフレッシュし、充実したプライベートを確保できるよう、毎月第2金曜日に午後3時での退勤を推奨しています。
従業員同士のコミュニケーションや家庭、趣味、自己研鑽の時間を確保して、心身をリフレッシュさせ、翌週の仕事に前向きに取り組んでもらうことが狙いです。
この制度は、かつて話題となった「プレミアムフライデー」を応用したものですが、ドクタートラストにとっては単なる早帰りの制度ではなく、企業理念「元気に楽しくはたらく人を増やす」を体現する大切な取り組みのひとつです。

理念と結びつく取り組み

ドクタートラストでは、「元気に楽しくはたらく人を増やす」という企業理念のもと、毎月第2金曜日をプレミアムフライデーと定め、業務を午後3時に終了しています。
この制度は、政府がプレミアムフライデーを推奨していた時期に導入されたものではありますが、単に「制度があるから導入した」のではなく、「社員が元気に楽しく働くためには、プライベートの充実が不可欠」という考えから始められました。
余暇や学びの時間を確保することで、心身ともにリフレッシュし、翌週の仕事に前向きに取り組める。それが結果として生産性の向上にもつながります。

社員たちは退勤後の時間をどう活用しているのか

実際に社員たちは、退勤後の時間をそれぞれ自由に活用しています。
ドクタートラストで行った社内アンケートでは、プレミアムフライデーに何をしているかを問う質問(複数回答可)に対して以下のような結果が出ています。

最も多かった過ごし方が「会社の同僚らと一緒に過ごす(79.7%)」、次いで「一人の時間として趣味など満喫する(67.2%)」「はやく帰宅してゆっくり体を休める(50%)」となっており、同僚や家族とのコミュニケーションや趣味、休息など、思い思いの時間の使い方をしていることがわかります。

また、「その他」の回答には、ネイルサロンや美容室、病院への通院、さらには役所での手続きといった声もあり、土日の混雑を避けて用事を済ませる社員もいました。
各々が自由な過ごし方を選択できている点も「ドクタートラスト版プレフラ」の大きな特徴ではないでしょうか。

実際に筆者自身も、毎月第2金曜日には家族と一緒に外食に出かけています。
子どもがまだ幼く終業後だとゆっくり食事ができる時間がないため、家族との大切なひとときを過ごせるのは大きな価値だと感じます。

制度を形骸化させない工夫

プレミアムフライデーが全国的に定着しなかった理由の一つに、「帰りづらい雰囲気」があります。
「周囲が残っているのに自分だけ帰るのは気が引ける」「上司が働いているから帰りにくい」といった心理的ハードルは少なくありません。

ドクタートラストでは、上長自らが率先して退勤することで「帰っていいんだ」という雰囲気をつくり出しています。その結果、社員は気兼ねなく制度を利用でき、形骸化せずに続けられています。

実際にプレミアムフライデーの利用率を問う社内アンケートの結果からも利用率の高さが伺えます。

「ほぼ毎回、15時(15時半くらいまでも含む)退勤できている」と「ときどき業務都合で利用できてないときもあるけれど、おおむね退勤できている」の回答割合を合計すると98.5%であり、ほとんどの社員がおおむね制度を利用できている状況にあることがわかりました。

また、午後3時に業務を終えることで、新入社員の歓迎会や季節ごとのイベントを開催しやすいというメリットもあります。
第2金曜日に合わせてお花見などのイベントが行われ、社員同士の交流の時間にもなっています。
もちろん、それらは強制ではなく、すぐ帰宅し、家族や趣味に時間を使う社員もおり、それぞれが自分に合った過ごし方を選べる点も、制度を続けられる理由のひとつでしょう。

広がる柔軟な働き方への取り組み

ドクタートラストが取り組むのは週末の労働時間短縮制度だけではありません。

・1日の所定労働時間を7時間に設定
・時短正社員制度の導入
・フレックスタイム制度
・ライフステージの変化で退職した社員を再雇用するジョブリターン制度
・社内保育室の設置

こうした多様な制度を組み合わせ、社員がライフステージやライフスタイルに合わせて柔軟に働ける環境を整えています。
家庭や自己成長のための時間を確保することで、生産性を高めて短い労働時間を実現する。これが、同社が考える「元気に楽しくはたらく」ための土台です。
社内アンケートにおいても、多くの社員がプレミアムフライデーは仕事の効率向上につながっていると回答しています。

これらの取り組みが高く評価され、ドクタートラストは「健康経営優良法人ブライト500」に通算4度選出されています。

働く人の元気を支えるために

今もなおプレミアムフライデーを続けていることは、ドクタートラストが本気で「元気に楽しくはたらく人を増やす」という理念を実現しようとしている証です。
こうした、社員一人ひとりの幸せな働き方を模索し続ける姿勢こそが、同社の強みと言えるでしょう。

これからもドクタートラストは、時代に合わせて柔軟な働き方を探りながら、「社員が元気で楽しく働ける」職場環境を追求していきます。
ドクタートラスト版プレフラは、その象徴的な取り組みのひとつなのです。

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秋本雄基俳優兼ライター

投稿者プロフィール

俳優として舞台やCMなどに出演する傍ら、ライターとしても活動中。
持ち前の情報収集能力で、産業保健について猛勉強中です。
ちょっと難しい産業保健のお話をわかりやすく、おもしろくお届けできるように頑張ります。
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