スポーツの日に始める運動習慣~働きながらできる「ついでに運動」のすすめ~
- 2025/10/10
- 運動

毎年10月の第2月曜日は「スポーツの日」です。
この日は、国民がスポーツに親しみ、その精神を通じて健康な心身を培い、明るく住みよい社会を築くことを願って制定された国民の祝日です。
当初は「体育の日」という名称で、1964年の東京オリンピック開会式が行われた10月10日を記念して制定されました。
その後、2000年からは「連休化によって余暇活動を一層充実させ、ゆとりある国民生活を実現する」という趣旨のもと、10月の第2月曜日に移されています。
さらに2020年には名称が「スポーツの日」となり、趣旨も「スポーツに親しみ、健康な心身を培う」から「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」へと改められました。
スポーツすることの意味
厚生労働省のHPでも、「運動をよく行っている者は、高血圧・糖尿病・肥満などになる確率が低く、運動がメンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことが認められています」と紹介されています。
しかし、スポーツ庁の世論調査によると、週1日以上スポーツを実施する人は、20代を皮切りに50代までほぼ右肩下がりとなっており、年齢が上がるにつれて運動習慣が薄れていることがわかります。
身体活動は、高齢者の寝たきりや死亡の確率を減少させる効果も示されています。そのため、20代から50代のうちに運動習慣を身につけておくことは、将来の健康状態を考える上で非常に重要です。
まずは簡単な運動から始めてみませんか
これまで運動経験がない人が、急に運動を始めると心臓事故などを起こす可能性があるため、自分自身の健康状態をよく把握した上で行う必要があります。
急にハードな筋トレや水泳など負荷が高い運動から始めると逆に体に悪影響を及ぼす可能性があるため、ウォーキングやランニングなどの軽い運動から始めましょう。
また、運動をしない人にとってはウォーキングやランニングでさえハードルが高く感じるかもしれません。
そんな時は、働きながら「ついでに」できることから始めてみてはいかがでしょうか
・エレベーターではなく階段を積極的に使う
・一駅手前で降りて歩いて帰る
・昼休みに少し散歩する
・デスクワークの合間に軽くストレッチする
このような小さなことから始めて、徐々に運動習慣を身につけていくのも良い方法だと思います。
また、この時期は各地で大規模なウォーキングイベント(TOKYOウォーク2025など)が多数開催されています。
この機会に普段運動されていない方は、無理のない範囲でどんどん歩いていきましょう。
まとめ
普段体を動かさないお仕事に従事されている方々でもスポーツ(運動)を通して、皆さんが健康的にお仕事できれば、精神的にも安定していくでしょう。
また、日中運動をすることにより体が程よく疲弊するため、睡眠の質にも影響をしてくることもあります。
スポーツ(運動)と聞くと、面倒なイメージがあり、腰が重くなる方もたくさんいるかと思いますが、通勤も軽いウォーキングと捉えれば、ハードルも低くなるかと思います。
最初は軽い運動から始めていき、徐々により運動量の多い項目へチャレンジしていきましょう。
私の母ももうすぐ還暦を迎える年にはなりますが、今でもママさんバレーボールに参加していますし、父も同じくらいの年ですが、ほぼ毎日ジムに通っているので、健康診断でもいつも数値がよく安心しています。
皆さんも運動習慣を身に着けていき、心身共に健康になっていきましょう!
<参考>
• 厚生労働省「身体活動・運動」
• スポーツ庁「令和6年度 スポーツの実施状況に関する世論調査」