梅雨バテという言葉、見聞きしたことがありませんか?
実は「梅雨バテ」という医学用語や病名は存在しておらず、梅雨の時期に起こりやすい症状を総称して梅雨バテと呼んでいます。
梅雨の時期になんとなく体調が悪い・だるいなど、体の不調を感じることはありませんか?
ただじっと我慢して梅雨が過ぎるのを待つ……それはなるべく避けたいですよね。
そこで今回は、梅雨バテの原因や対策についてわかりやすくご紹介します。
梅雨時に不調が起こりやすい方は、ぜひ参考にしてください。
こんな症状は梅雨バテかも?セルフチェックしてみよう
それではまず、梅雨バテの可能性がある症状からお伝えしていきます。
・ 頭痛や肩こりを感じている
・ 最近、からだがだるい
・ 腰に痛みを感じる
・ 夜更かしが増えた
・ 薄着で過ごすことが増えた
・ 氷の入った飲み物をよく飲む
・ コーヒーや紅茶、緑茶を飲むことが多い
このような症状が梅雨時に目立つようであれば、梅雨バテしている可能性を疑う必要があるでしょう。
考えられる梅雨バテの原因
梅雨バテの症状が起こる原因の筆頭として挙げられるのは、梅雨時の低気圧で起こる自律神経の乱れです。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、これらのバランスが整っている状態なら、梅雨バテの症状は起こりにくいとされています。
つまり、梅雨バテの疑いがあるのなら、まずは交感神経と副交感神経のバランスを整える対策を行う必要があるということですね。
そしてもうひとつ、梅雨時の気温の不安定さや高湿度が梅雨バテの原因になっていることもありますので、これらに対する対策も必要になるでしょう。
なお、頭痛や倦怠感、肩こり・頭痛は運動不足や睡眠不足、ストレスで起こりやすいと考えられています。
睡眠や運動を含めた、生活のリズムを整えてくことも大切です。
梅雨バテ対策3選
今日からできる梅雨バテ対策3選をご紹介します。
1.夜更かしせず、生活のリズムを整えよう
自立律神経が乱れる原因は複数あり、その中のひとつとして挙げられるのが夜更かしによる睡眠不足です。
最近ではおうち時間が増えて、夜更かしが増えて生活リズムが乱れた生活になってしまっている方が多いといいますが、生活リズムが乱れるのが続くと、やがて自律神経のバランスが乱れ、梅雨バテの症状が起こりやすくなります。
これを防ぐためには生活リズムを整えることが大切ですので、なるべく毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きることを心がけましょう。
2.冷え対策をしよう
梅雨時は湿度が高いうえに1日の中での気温の高低差が激しいため、体温調節が難しくなることがあります。
さらに注意したいのは、薄着やエアコンの使用などで、思いのほか身体が冷えることがあるということです。
このような冷えは自律神経のバランスが崩れる引き金となることがありますので、カーディガンを1枚はおる、ストレッチ、冷たい飲み物を控えめにするなどで対策しておきましょう。
3.こまめに水分補給をしよう
梅雨時には蒸し暑さを感じることがありますが、夏本番前ということもあり、外気温はまだそれほど高いとはいえません。
そして、このような気候では発汗量が少なく、体内に熱がこもって倦怠感を引き起こす確率が高くなるのです。
このような倦怠感を解消するためには、こまめに水分を補給して水分代謝を高めておくことが大切です。
なお、緑茶やコーヒーなどは摂りやすい飲み物ですが、これらに含まれるカフェインには利尿作用があるため、水分補給目的としてはおすすめできません。
梅雨バテの水分補給目的で水分を摂るなら、水や麦茶などノンカフェインの飲料がおすすめできるでしょう。
今回は、梅雨バテの原因と3つの対策方法についてご紹介してきました。
これらの対策は今日からでも実践できますので、毎年梅雨バテに悩まされている方はぜひ、実践してみてください。
梅雨バテは、普段健康な方でも起こる可能性がありますので、そうならないために今回ご紹介した対策を実践して、夏本番に備えましょう!