心の健康づくり計画助成金

メンタルヘルス対策」に取り組もうとしても、費用面がネックとなる。
そんなお声を伺ったことがあります。
今回は、そんな事業場さまに「心の健康づくり計画助成金」(独立行政法人労働者健康安全機構)をご紹介します。

労働者健康安全機構とは

労働者健康安全機構は、独立行政法人労働者健康安全機構法に基づいて設立された、厚生労働省が所管する法人です。
同機構では、小規模事業場の事業主、および労働者に対する産業保健サービスの提供による労働者の健康確保を図ることを目的とした事業を行っています。

心の健康づくり計画助成金

今回ご紹介する「心の健康づくり計画助成金」は産業保健関係助成金として、平成29年度から実施されるようになったものです。
事業主が産業保健総合支援センターのメンタルヘルス対策促進員の助言や支援を受けて、心の健康づくり計画を作成し、計画を踏まえメンタルヘルス対策を実施した場合に、事業主が費用の助成を受けることができる制度です。

助成金を受けるための要件

助成金を受けるためには、次の6つの要件をすべて満たしている必要があります。

① 労働保険の適用事業場であること
② 登記上の本店または本社機能を有する事業場であること
③ 訪問したメンタルヘルス対策促進員から助言・支援を受け、平成29年度以降、新たに「心の健康づくり計画」を作成していること
④ 作成した「心の健康づくり計画」を労働者に周知していること
⑤ 「心の健康づくり計画」に基づき具体的なメンタルヘルス対策を実施していること
⑥メンタルヘルス対策促進員から、「心の健康づくり計画」に基づき具体的なメンタルヘルス対策が実施されたことの確認を受けていること

上記を満たしたうえで申請を行うことで、10万円(1回限り)が助成されます。
ぜひともお役立ていただけますと幸いです。

また、ドクタートラストでは小規模事業場さまなどでも導入いただけるメンタルヘルス対策のサービスを各種ご提供しています。
お気軽にお問い合わせください。

<参考>
・ 「心の健康づくり計画助成金の概要」(独立行政法人労働者健康安全機構)
・ 「「心の健康づくり計画助成金」の手引(平成30年度版)」(独立行政法人労働者健康安全機構)

こちらもご一読ください

・ 「メンタルヘルス対策の心構えとは?」(産業保健新聞)
・ 「メンタルヘルス対策に一律10万円支給の助成金がスタート!」(産業保健新聞)
・ 「活用したい公的なメンタル相談窓口」(産業保健新聞)

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中山 真樹株式会社ドクタートラスト 産業保健師

投稿者プロフィール

看護師として病棟勤務を経て、現在は企業様を対象に保健師業務を行っております。企業の健康管理室に出向していた経験、また、現在訪問企業で実施している業務からヒントを得て、皆様が知りたいことをお届けしたいと思います。
【保有資格】看護師、保健師、第一種衛生管理者、養護教諭一種
【ドクタートラストの保健師サービスへのお問い合わせはこちら】
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼、リリース送付などはこちらからお願いします】

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