7月こそ安全について考えよう
- 2018/7/2
- 労働安全衛生法
皆さんは7月1日が何の日か知っていますか?
答えは「国民安全の日」です。(ちなみに筆者は知りませんでした……)
また、7月1日~7日は全国安全週間と定められており、7月はさまざまな観点から安全について考える絶好の機会といえます!
国民安全の日
国民安全の日について、内閣府は次のように記載しています。
国民の一人一人がその生活のあらゆる面において、施設や行動の安全について反省を加え、その安全確保に留意し、これを習慣化する気運を高め、産業災害、交通事故、火災等国民の日常生活の安全をおびやかす災害の発生の防止をはかるため、「国民安全の日」を創設する。
※ 引用元:内閣府「国民安全の日について」
日本は地震大国ですし、6月18日に大阪で大きな地震があったばかりですので、地震対策に目が行きがちなのですが(もちろんこれも大事なことです!)、上記のとおり「産業災害」「交通事故」「火災」など、さまざまな観点から安全について考える日なのです。
安全について考えよう
「平成29年度 「見える」安全活動コンクール」(産業保健新聞)で、「見える」安全活動コンクールについて紹介しましたが、どのような取り組みをしているのか可視化できるようにすることは、重要なことだと思います。
その他にも、「国民安全の日」に関して、以下のようなことが推奨されています。
1. 災害に備えての地域ぐるみの自主防災組織の育成強化
2. 安全標識、安全保護具および救急用具の点検整備
3. 災害時の応急処置としての職域、学校、町内会(団地)等を対象とした人工呼吸、心肺そ生、止血法等の教育訓練および指導の実施
4. 安全に関する講演会、講習会、見学、展示会等の実施
5. 事業場等による安全旗または安全衛生旗の掲揚
※ 参考:内閣府「国民安全の日について」
上記のうち、2番と5番は企業内で比較的簡単にできる安全活動かと思いますので、ぜひ実施してみてください。
3番については東京防災救急協会が実施している「応急手当普及員講習」に従業員数名を受講させるなどが、企業内の安全意識向上や、いざ災害が起こった時に従業員を守る大きな要因になるでしょう。
いつ何が起こるかわかりません
地震や火災といった自然災害はもちろん、事業場内での事故・交通事故、どんな事故もいつ起こるかわからないものです。
「常日頃ずっと気を張っていましょう」というのはさすがに疲れてしまいますので、そこまではいいませんが、何が起こってもいいように準備をすること、どんな時にどのように行動すればよいのか知っておくことは、冷静に対応するためにも重要です。
安全についてフューチャーされている7月こそ、安全意識を高めるいい機会ですので、皆さん今一度、会社で、家族で話してみてはいかがでしょうか。