仕事をするうえで座ってデスクワークをする、ということは必ずあります。
座って作業するデスクワークの時間が長いほど、健康にはよくないということも皆さん周知の事実かと思います。
これまでに産業保健新聞でも何度か紹介させていただきました。
【参考記事】
まず、「デスクワーク=座って行うもの」というイメージかと強いかと思いますが、現在はその限りではありません!!!
今回は、これまた北欧を始め欧米では当たり前になってきているスタンディングワークをご紹介します。
座ってデスクワークはもう古い?
上記で紹介させていただいていますが、座りすぎはやはり健康によくないようです。
近年、アメリカでは長時間座って仕事をすることによる健康の悪化について大きく話題になりました。
「長時間座る人は、定期的に運動をしていても座る時間の短い人に比べ死亡リスクが高い」という研究結果もあるようです。
そこで彼らは考えたのでしょう。
座ることがだめなら、立てばいいのではないかと……。
実にシンプルな発想です。
そしてこの発想こそがスタンディングワークへとつながっています。
北欧ではもはや当たり前、その理由は?
スタンディングワークというと馴染みがないかもしれませんが、簡単にいえば「立って働くスタイル」です。
この「立って働くスタイル」はデンマークやスウェーデンといった北欧諸国では既にかなり普及しているのですが、日本ではなかなか「立って働くスタイル」はみませんよね。
では、この差は何で生まれるのか。
皆さんはスタンディングデスクをご存知ですか?
読んで字のごとく「立った状態で使える机」です。
この普及率・浸透率がデンマークやスウェーデンでは90%強とかなりの確率なのです。
私の留学先であったノルウェーでもスタンディングデスクを図書館やカフェ等で見かけました。
日本はこのスタンディングデスクの認知度が低いので、スタンディングワークも普及しないのではないかと考えます。
座り続けることが、健康に悪影響を及ぼすことが年々明らかになるにつれ、様々なメーカーが様々なスタンディングデスクを開発していますので、この記事を読んで気になった方はぜひ調べてみてください!
座ることも立つこともできる上下昇降式デスクなんてものもあるみたいですよ。
姿勢を意識して、良いワークライフを
ここまで、「立って働くスタイル」についてご紹介しましたが、猫背など姿勢が悪い状態では、立ったとしてもなかなか健康への効果は発揮しません。
仕事最中の姿勢は常に意識しつつ、オフィス内に自由に使えるスタンディングデスクが一つでもあったら、
「今日は腰が痛くてつらいから立ってお仕事しよう」
「ちょっと気分をかえて仕事をしよう」
といったように仕事の仕方も自己健康管理の幅もいくらか膨らみそうです。
最近は、多種多様なワークスタイルがあります。
もしかしたら数十年後には「デスクワーク=座って行うもの」という考えは古くなっているかもしれませんね。