その行為「アルコールハラスメント」では?
- 2016/3/17
- 労働環境
歓送迎会や、期末の打ち上げなど会社での飲み会が増える季節となりました。
皆さんが参加している飲み会は、楽しく安心して参加するのことのできる飲み会になっているでしょうか?
お酒が好きな人、たくさん飲める人にとっては楽しい飲み会でも、お酒が苦手な体質の人にとっては、憂鬱な飲み会になっていないでしょうか?
アルコールハラスメントとは、飲み会を憂うつなものにする原因で、飲酒の強要、意図的な酔い潰し、酔ったうえでの迷惑行為などを指します。
今回は、アルハラをわかりやすく解説したうえで、「アルハラチェックリスト」をご紹介します。
アルコールハラスメントの定義とは?
意外と知られていない、アルコールハラスメントの定義。以下の5項目が挙げられます。
1.飲酒の強要
上下関係・チームの伝統・集団によるはやしたて・罰ゲームなどといった形で心理的な圧力をかけ、飲まざるをえない状況に追い込むこと。
2.イッキ飲ませ
場を盛り上げるために、イッキ飲みや早飲み競争などをさせること。
「イッキ飲み」とは一息で飲み干すこと、早飲みも「イッキ」と同じ。
3.意図的な酔いつぶし
酔いつぶすことを意図して、飲み会を行なうことで、傷害行為にもあたる。
ひどいケースでは吐くための袋やバケツ、「つぶれ部屋」を用意していることもある。
4.飲めない人への配慮を欠くこと
本人の体質や意向を無視して飲酒をすすめる、宴会に酒類以外の飲み物を用意しない、飲めないことをからかったり侮辱する、など。
5.酔ったうえでの迷惑行為
酔って絡むことや悪ふざけ、暴言・暴力、セクハラ、その他のひんしゅく行為。
アルハラセルフチェック
「飲み会」に対するイメージは、年齢や体質によってさまざまです。
特に幅広い年齢層の人が一緒に働く会社では、そういった価値観の違いを考慮した対応も必要な時代といえるでしょう。
学生時代からの習慣や、何気なくしている行為がアルコールハラスメントに該当しているかもしれません。
下のチェックシートにて確認してみましょう!
出典:イッキ飲み防止連絡協議会
いかがでしたでしょうか?
1つでも当てはまったら、ふだん何気なくしている行為がアルコールハラスメントに当たる可能性があります。
アルコールハラスメントを防止していくためには、主催者や参加者全員がきちんと防止意識を持つことが大切です。
楽しいはずの飲み会がマイナスイメージにとらえられないよう、最低限の配慮・気配りを心がけるようにしましょう。