「ストレス=悪」は思い込み?パフォーマンスを高める上手な付き合い方
- 2026/8/24
- ストレスチェック

2028年施行の改正労働安全衛生法に向けて、ストレスチェックが注目されています。
現在のストレスチェックの義務対象となる事業場は、「常時50人以上」を雇用する事業場となっています。
2028年4月1日からは、改正労働安全衛生法により、50人未満の事業場でもストレスチェックの実施が年1回の実施をしなければなりません。
つまり、すべての事業場がストレスチェックの対象となることから、多くの注目を集めています。
ストレスチェックを実施することで、自身のストレスの気付き・組織としてどのくらいストレスが掛かっているかの把握が可能となります。
一般的にもストレスという言葉は、広く認知されている言葉ではありますが、どうしてもマイナスなイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?
ストレスは「成長やパフォーマンス」に不可欠
スポーツの場面では、適度な緊張状態が、パフォーマンスUPにもつながるとされており、「試合前は適度な緊張状態が望ましい」と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
心理学には「ヤーキーズ・ドットソンの法則」というものがあります。
これは、「ストレス(プレッシャー)が低すぎても高すぎてもパフォーマンスは低下し、適度なストレスがある時に最高の力を発揮できる」という法則です。
ストレスがゼロ(退屈・ぬるま湯): モチベーションが上がらず、成長もしない
適度なストレス(適度な緊張・挑戦): 集中力が高まり、学習能力やパフォーマンスが向上する
過剰なストレス(キャパオーバー): 心身に支障をきたす(これが「悪」となる部分です)
つまり、適度なストレスは自分を成長させたり、大事な場面で力を発揮したりするための「エネルギー」になります。
つまり、ストレスはゼロでも過剰でもだめで、適度なストレスが掛かっている状態が、自己成長やパフォーマンスの向上に適している状態と言えます。
ストレスを「味方」にするためのポイント
ストレスは誰でも感じるものであり、感じないようにすることは現実的ではありません。
そこでストレスの捉え方を少し変えるだけで、自身に変化が訪れます。
ここではストレスを悪者にせず、有効活用するためのステップを紹介します。
① 「あ、いまストレスを感じているな」と認める(気づく)
まずはイライラや緊張を否定せず、「今、私はこの状況を大事だと思っているから緊張しているんだな」と受け入れます。
② 捉え方を変える(リフレーミング)
「最悪だ、逃げたい」ではなく、「これは自分が成長するチャンスだ」「体がエネルギーを注いでくれている」と頭の中で変換してみます。
③ 他者とつながる(オキシトシンの分泌)
ストレスを感じると、人に助けを求めさせようとするホルモン(オキシトシン)が出ます。
一人で抱え込まず、誰かに話したり頼ったりすることで、ストレスは脳や血管を保護する味方に変わります。
ストレスを無理に排除するのではなく、気づき・捉え方を変える・人に話すの順番を意識するだけで大きく変わります。
ストレスを感じる場合は、環境の変化に原因がある場合もあります。
今までの環境と大きく変わった場合は、ストレスがかかりやすく、自分でも気付きやすい部分もあるでしょう。
ストレスを排除する必要はなく、ストレスを抱えながら頑張っている自分を認めてあげることが大事なのかもしれません。
まとめ
慢性的な過労やハラスメントによるストレスは明確な「悪」であり、すぐに逃げるべきです。
しかし、日常の仕事や勉強、人間関係で生じる突発的なストレスや緊張は、「あなたがその物事に真剣に向き合っている証拠」でもあります。
「ストレス=悪」と決めつけて排除しようとするよりも、「今、体が頑張ってくれているんだな」と付き合い方を変えていく方が、結果としてメンタルも体も健康に保ちやすくなります。





















