東京都では、感染症対策として、中小企業を対象に感染症対策の取り組みにかかる費用の一部を助成する制度を、用途に合わせて4種類用意しています。
6月30日申請締め切りですので、以前検討していたが期間が過ぎてしまったという方もぜひご確認ください。
東京都の助成制度一覧
単独申請コース
利用条件:中小企業者等による単独での申請
対象経費:備品購入費、内装・設備工事費
助成率:3分の2
助成限度額:備品購入費は50万円、内装・設備工事を含む場合は100万円、さらに換気設備の設置を含む場合は200万円
※助成限度額は、1店舗(事業所)ごとに適用されます
消耗品ではなく、備品の購入や工事費用に対して助成するプランです。
最低申請金額が10万円以上である点に気を付けてください。
また事業所単位で助成金が支払われますので、複数事業所での導入もできます。
体温を測るためのサーモカメラやパーテーションの導入などでも申請が可能です。
グループ申請コース
利用条件:3者以上の中小企業者等によるグループ申請
対象経費:消耗品の共同購入費
助成率:3分の2
助成限度額:30万円
グループ申請コースは消耗品の助成をするものです。
共同申請になっているので、単独では申請ができない点に気を付けてください。
グループ企業が複数社ある場合は、「グループ申請コース」を利用すると、メリットが大きいでしょう。
団体申請コース
利用条件:飲食店を会員とする団体による申請
対象経費:消耗品の共同購入費
助成率:5分の4
助成限度額:飲食店1店舗あたり10万円
団体申請コースは、飲食業の企業向けです。
一店舗当たり10万円が上限になり、購入物品に指定があるものの、助成率が高い点が特徴です。
コロナ対策リーダー配置飲食店等の申請コース
利用条件:店舗にコロナ対策リーダーを配置している都内の中小飲食店事業者
対象経費:指定する消耗品の購入費
(1)CO2濃度測定器
(2)アクリル板およびそれに類するもの
(3)消毒液およびそれに類するもの
※1点あたりの購入単価が税別10万円未満のもの
助成限度額:1店舗当たり3万円(都内店舗に限ります)
助成率:5分の4
コロナ対策リーダー配置飲食店等の申請コースは、団体ではなく飲食店事業者で申請ができます。
都内店舗に限りますが、消耗品の購入に関して申請ができるので、活用がしやすいのではないでしょうか。
各助成の申請方法
申請に関しては申請書類に記入し、郵送で提出します。
その後、審査が行われ、助成金の交付が決定したら購入や実施となります。
申請書類の提出締め切りは20212年6月30日(水)必着です。
またコースによって申請方法が異なる部分がございますので、詳細な申請方法は、公益財団法人東京都中小企業振興公社のウェブサイトを確認ください。
おわりに
今回ご紹介した東京都の感染症対策にかかる助成制度は、各コース一回ずつ申請でき、備品と消耗品をまとめて買うことが可能です。
また、申請してからの実施・購入でも差し支えないので、感染対策に役立ててください。