在宅勤務をされてるみなさん、オフィスで勤務をしていた時と比べ、昼食後に眠くなりやすく、なんだか仕事が上手くいつもより進まない……ということはありませんか?
今回は、食後の眠気により仕事の生産性が落ちてしまう問題を、食事で改善するための方法をお話します。
なぜ昼食後眠くなる?
昼食後に眠くなるというみなさん、昼食に糖質の多い食事を取っていませんか?
昼食に炭水化物の多い食事を摂ると、午後の眠気を招きます。
糖質の多い食事を食べると血糖値が大きく上がるため、血糖値を下げるインスリンが必要以上に分泌されます。
この必要以上に分泌されたインスリンによる血糖低下により、眠気を引き起こしてしまうのです。
また、インスリンは中性脂肪として体に蓄積されるので肥満にもつながってしまいます。
では、どういう点に気をつければ昼食後の眠気を抑えることができるのか、食事のポイントをご紹介します。
ポイント①:糖質の高い食事を控えること
オフィス勤務時、会社の近くで定食を食べていた方などは、在宅勤務中、食事を準備するのが面倒ではないでしょうか?
そんなとき、菓子パン・カップラーメン・冷凍のパスタなど、つい単品の料理になりがちだと考えられます。
しかし、こういった食事は糖質が高いので注意が必要です!
菓子パンを食べるなら、食べる前に食物繊維を含み血糖値の上昇を防いでくれる副菜のおかず、野菜、海藻、きのこ類などを食べ、血糖値の急上昇を控えるようにしましょう。
ポイント②:ゆっくり食べましょう!
昼食を食べるのにどのくらい時間をかけているでしょうか?
職場では、同僚などと話をしながら食べていた方も、在宅勤務で1人で食事をすることで食べ終わるスピードが早くなっていませんか?
血糖値は食事のスピードが速いほど消化吸収も速くなり上がってしまいますので、よく噛みゆっくり食べる事が大切です
<ゆっくり食べるための工夫>
・ 一口につき30回噛む事を意識する
・ 一口、口に入れたら箸休めをする
・ オンラインでランチ会を開催し、話をしながら食べる
また、昼食後に10分程度歩いたり、軽い運動をするだけでも血糖値の急上昇を抑えることができます。
食事の内容、食べ方を見直すことで眠気を防ぎ、業務の生産性を上げることができます。
仕事のパフォーマンス向上のために、ぜひ食事にも意識を向けるようにしてください。
<参考>
・ 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット「インスリン」
・ TAVENAL「血糖値スパイク、なぜ起こる!?マンガで分かる食後の眠気の予防法。」
・ 糖尿病患者さんと医療スタッフのための情報サイト 糖尿病ネットワーク
「糖尿病対策に「ゆっくり食べる」ことは効果的 よく噛んで食べるための8つの対策」