手指用アルコール消毒液を確認してみましょう
オフィスに設置はしているものの、なくなる気配がない。
数カ月詰め替えったきり、補充をした記憶がない。
そんな手指用アルコール消毒液はありませんか?
もしかしたら、1回あたりの使用量が少なすぎるのかもしれません。
今回は、手指用アルコール消毒液の1回あたりの使用量をわかりやすくご説明します。
手指用アルコール消毒液の効果的な使用方法は?
手指用アルコール消毒液の使用量をご紹介する前に、そもそも「正しい使い方」ができているかを確認しましょう。
① きちんと手指を清潔にしましょう。
手指が汚れていると、アルコールの消毒効果が十分に発揮されません。
まずは流水と石鹸できちんと手指を洗いましょう。
② 乾いた手指に使いましょう。
石鹸を使ってきれいに手を洗ったあと、手指が濡れたままの状態で手指用のアルコール消毒液を使ってしまうと、アルコール濃度が薄まり、せっかくの殺菌効果が下がってしまいます。
手を洗った後は、しっかりと手の水分を拭き取ってください。
③ 適量を使って消毒しましょう。
ポンプタイプの手指用アルコール消毒液を使用していると、下までポンプを押すと量が多すぎると感じるのか、途中までしか押さない方がいます。
ポンプタイプの手指用アルコール消毒液は、1プッシュの量が商品により異なります。
多くの場合は1~3mlくらいです(ジェルタイプは1回あたりの量がもっと少ないタイプもあるようです)。
1回の消毒には手指用アルコール消毒液2ml以上必要です.
料理用の軽量スプーンの小さじが約5mlなので、小さじ半分程度になりますね。
少なすぎると、すぐに乾燥してしまい、手指全体の消毒効果を得ることは困難です。
消毒時間を確保するために、少なくとも2ml程度を使用し、よく刷り込みましょう。
手指用アルコール消毒液が乾くまでは物に触らない!
手指用アルコール消毒液は、アルコールが揮発する(常温で液体が気体になること)ときの脱水作用による殺菌効果が期待されています。
完全に乾く前に物に触れてしまっては、この効果が十分に発揮されません。
手指に刷り込みながら30秒程度きちんと乾燥させてから物に触れるようにしましょう。
ご使用の手指用アルコール消毒液の適量がわからない場合
ご使用の手指用アルコール消毒液について、適量がわからないときは簡単な調べ方があります。
ワンプッシュ分を手指にとってみて、刷り込みながら完全に乾くまでにどれくらいかかるかを調べることでワンプッシュあたりの量がわかります。
30秒程度かかる量がどのくらいかを調べると、使用量の目安を把握することができます。
実際にやってみると、今までの使用量が少なかったと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
せっかくの手指用アルコール消毒液、有効に使いましょう!