ゴールデンウィークも過ぎ、新社会人の方々は業務にも慣れてきたころでしょうか。
ちょうど、疲れが溜まってくる時期でもありますね。
毎朝同じ時間に起きて、同じ電車に乗って、同じ席について仕事して……。
同じことの繰り返しでは飽きてしまいますよね。
ちょっと気分を変えて仕事をしたいと考えてみたことはありますか?
そんな考えの手助けになるかもしれない、フリーアドレスをご紹介します。
フリーアドレスとはなにか
簡単にいうと「社員の席が決まっていないオフィス形態」のことです。
最近は耳にする機会も増えてきました。
これには席を固定しないことで、部署を越えた共有やコミュニケーションを活発化させるねらいがあります。
メリット・デメリットは?
【メリット】
・ 毎日新鮮な気持ちで仕事に取り組める
席が異なれば、そこから見える景色や隣の席の人も異なります。
少しでも環境に変化があれば、気持ちがマンネリ化することも少なくなるでしょう。
・ チームでの作業が行いやすくなる
「今日はチームの作業を優先」と決めた日は、チームメンバーで固まって座ることで作業を効率的に進めることができます。
わざわざ自席での作業を中断して、移動してミーティングを行う必要はありません。
・ オフィスがきれいになる
席が決まっていないということは、すべての席が共有であるということです。
今日使った席は、明日違う誰かが使う。
そのために、毎日机をきれいにして退社する必要があります。
必要最低限のものだけを席において仕事をするスキルも身に付きますね。
・ 経費削減
資料を机に置きっぱなしができないため、データとして保管することが増えます。
結果としてペーパーレス化が進み、経費削減につながります。
【デメリット】
・ 結局、席が固定化する可能性がある
自由に席を選べるということは、いつも同じ席を選べるということ。
選ぶのが面倒、なんとなくいつもここらへん……といった理由で席が固定化してしまうのであれば、フリーアドレスの意味がありません。
いつもと異なる席を意識的に選ぶことも大切ですが、難しい場合は出社時に自動的に席を選んでくれるシステムを導入してみるのもいいかもしれません。
・ どこに誰がいるのかわからなくなる
人数が多い場合に起こりえます。
内線を多く使う部署では混乱を招くおそれがあります。
・ 向き、不向きの部署がある
外出の多い営業部などは人数分の席が不要かもしれませんが、重要書類を多く扱う人事部や経理部は席数を減らすことが難しいですし、固定化した方が効率的かもしれません。
必要なものは?
・ ノートパソコン
必須アイテムです。
席移動が必須になりますのでデスクトップパソコンを使用する、というわけにはいかなくなります。
各自ノートパソコンを用いて仕事を行います。
・ 長机
ひとり分の大きさの机ではなく長机を配置することが多いようです。
これによってチームでの作業や話し合いもしやすくなります。
いかがでしょうか。
オフィス形態を変更するに伴ってコストが多くかかる場合もあります。
また、すべての業種、部署に適しているわけではありませんので、取り入れるにあたっては慎重に検討が必要となります。
企業全体で取り入れることが難しい場合は部署ごと、フロアごとに取り入れるなど工夫をしてみるのもよいでしょう。
移転などでオフィスを新調する際のアイデアにぜひ加えてみてください。