あなたの会社、人材は定着していますか?
- 2018/4/4
- 労働安全衛生法
4月に入り、新社員が入社した企業も多いのではないでしょうか。
新入社員の受け入れと同時に、来年度の採用活動も同時に行い、人事部の方々は忙しい日々をお過ごしかと思います。
本日は人材の定着について考えていきたいと思います。
深刻化する人材不足
帝国データバンクが2018年1月18日~31日の期間で、人手不足に対する企業の件について調査を実施しました。
同調査によると、正社員が不足している企業は51.5%と5割超に達しました。
業種によって変動があり、「情報サービス業」では、74%でトップとなりますが、約半数の企業が人手不足を実感しています。
人材不足が続くとどうなる?
人手不足の為、従業員一人ひとりに業務的に負荷が掛かり、仕事に対してのモチベーション低下が懸念されます。
さらに幸いにも景気は回復傾向にあるため、他の企業への「流出」も大きな問題となります。
モチベーションの低下や流出は人手不足に拍車が掛かり、残った従業員に更に負荷が掛かるという悪循環に陥らせます。
その悪循環により最悪、人手不足が原因で倒産してしまう可能性も考えられるでしょう。
景気の回復により仕事は十分にある状態は、どの企業も一緒という状況になります。
人材を定着させるためには?
人材を定着させる為には、大きく分けて2つの要因が考えられます。
一つは「本人」の興味や志向・能力などによる原因があげられ、もう一つは「環境」=会社の制度やルールによるものです。
前者に関しては、発生の原因は採用時のミスマッチが主な原因になります。
会社が求めることができない、応えきれない等、採用の基準を適性にし、それに基づいて正しく選考することで、改善されるかと思います。
「環境」は幅が広く、離職をする原因を特定することが難しく、最終的な原因は総合的な判断によることが多いのではないでしょうか。
大事なことは職場満足度をあげることが非常に重要と考えます。
給与・役職等の「待遇面」、残業時間・休暇等の「福利厚生面」、上司・同僚等の「人間関係面」など、企業として、従業員の「職場満足度」を重要視することが、人材定着には必要不可欠ではないでしょうか。
一度あなたの職場満足度も検討してみてはいかがでしょうか?
<参考>
・帝国データバンク「人手不足に対する企業の同行調査」
(https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p180206.pdf)