マスクをあごにかけてはいけない!やってしまいがちなマスクのNG行為

マスクをあごにかけてはいけない!やってしまいがちなマスクのNG行為

インフルエンザ等の感染症に引き続き、そろそろ花粉症の方にはつらい季節がやってきました。
マスクは、感染症予防や咳エチケット、花粉対策等に欠かせないアイテムですね。
ところが、その使用方法にはよくやってしまいがちな注意点があります。
実はマスクを正しく使えていないかも!?
この機会におさらいしてみましょう。

マスクの外側には病原菌がたくさん

マスクは、咳やくしゃみの飛沫を防いだり、ほこり等の粒子をキャッチして体内に侵入することを抑制する働きがあります。
マスクはフィルターの役割をしているため、マスクの外側には外気中に漂う汚れ(ウイルス・菌・花粉など)が多く付着しています。
また、マスクの内側には、ご自身の唾液やお肌の汚れが付着しています。

以下は、よくあるマスクのNG行為とその理由です。

① 顎にかける
×マスクをずらす=フィルターを手で触っている
×顎付近の汚れが、マスクの内側に付いてしまう

② 鼻を出す
×鼻から汚れが体内に侵入してしまうためマスクのフィルター効果がない

③ マスクに触る
× 手に汚れが付いてしまう

口元を触る癖のある方は要注意

特に注意したいのは外側の汚れです。
外側のフィルター部分には、キャッチした汚れ(ウイルス・菌・花粉など)が付着しているため、手で触れないように注意しましょう。
日頃、ご自身の鼻や口元を触る癖のある方は、無意識のうちにマスクに触れている可能性が高いです。
マスクの外側を触ってしまった場合は、その手を介して感染してしまうリスクが高くなりますので、すぐに手を洗いましょう。

マスクは外す度に交換を

マスクは一度外したら、その時が交換のタイミングです。

<理由>
「内側の面を上にして置く」
「半分に折って、ポケットやカバンにしまう」
「腕にかける」
「ずらして顎にかける」

いずれにしても、フィルター部分を手で触ってしまい、他の場所に付着させてしまう行為のためです。

<マスクの外し方>
1. ゴム紐を掴む。
2. フィルター部分を触らないよう注意して、顔から外す。
3. 破棄した後、手を洗う。

少なくとも食事のタイミングではマスクを外すと思いますので、1日2〜3枚交換するのが目安です。

マスクのビジネスマナー

大事なクライアントとの商談や接客等、ビジネスマンは、マスクの使用を迷う時がありますね。
特に初対面の場合や、表情や声でのコミュニケーションが重要となる場面では、マスクの使用はデメリットとなるケースもあります。
相手の表情が見えにくく、声も届きにくいためです。
しかし、風邪気味や花粉症等、咳エチケットが必要な場合は、一言断った上で使用するのがマナーとしてはよいでしょう。
効果的に衛生的にマスクを使用したいものですね。

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高橋 さなえ株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

会社員時代に産業保健に興味を持ち、保健師になりました。
企業勤めの経験を活かし、はたらく人にとって身近なテーマを発信させていただきます!

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