ストレスに関する衝撃の事実・・・
「過度なストレスは心と体に悪い」
今までこのように漠然としたイメージで知られてはいましたが、近々の研究で、それが科学的に明らかになってきました。
先日、NHKのスペシャル番組で2回に渡って特集が組まれました。
2016年6月18日(土)
あなたを蝕(むしば)むストレスの正体
~こうして命を守れ~
2016年6月19日(日)
ストレスから脳を守れ
~最新科学で迫る対処法~
ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
こちらの番組ではストレスによって、脳梗塞、心不全、日和見感染、がんなど、
様々な病気が起こることが紹介されました。
また、傾向としては、
頑張る人⇒心臓血管の不調
我慢する人⇒落ち込みや不安などの心の不調
になりやすいようです。
ストレスはまず脳に影響があり、脳から体の弱っている部分に波及していくメカニズムが
明らかになりました。
また、過去や未来に対してストレスを感じるのは人間だけという研究結果もあります。
寝る前に今日あった出来事や、明日のことについて考えている方は
ストレスを感じている状態が続いてしまいます。
仕事のことを考えて眠れないという方はかなりストレス度の高い状態といえます。
脳のストレスに科学的に対処する方法
①「コーピング」
コーピングとは認知行動療法を元にし、
自分のストレスの緩和を行動に関連付ける方法です。
例えば、自分が簡単に行える行動をできるだけ多く書き出し、
EX:
・散歩する
・笑う
・寝る
・空想する
・音楽を聴く等
その中から自分の気分を和らげられるものを探します。
探し出せたら、それらを日常的に行うことで自然とストレスが緩和されるのです。
②マインドフルネス
座禅や瞑想のように、今この瞬間に意識を向け、過去や未来を考えないようにすることです。
例えば呼吸などに意識を集中し、空気の温度や自分のおなかの動きなどを感じる等
寝る前に行うとより効果的かもしれません。
③週3回30分ずつ、少し息が上がる程度の有酸素運動
運動をすると自律神経の興奮を抑えることができ、ストレスがより脳に伝わりにくくなる
のだそうです。
良いこともストレス!?
悪い出来事だけがストレスだと思っている方も多いと思いますが、
良い出来事もストレスの一種です。
下記のサイトでストレスのセルフチェックができるので、
点数が高かった方はぜひ上記のことを実践してみましょう。