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「ノー残業デー」導入のメリット・デメリット
- 2017/6/2
- ワークライフバランス, 残業削減
皆様がお勤めの会社には「ノー残業デー」はありますか?
プレミアムフライデーを始め、以前より勤務時間短縮に取り組んでいる弊社では
5月よりノー残業デーを導入しました。
導入によって、社員がより一層自分の仕事と向き合うようになった印象です。
働き方改革が謳われている昨今、
ノー残業デーというものにも関心が集まっているように感じますが
ここで改めてメリット・デメリットについて考えてみましょう。
メリット編
■時間内に終わらせようという努力が効率化につながる!
月に1回、週に1回でもノー残業デーを導入すると
その日だけでもしっかり業務時間内に仕事を終わらせようと各自仕事のスピードを意識し、
効率良い仕事の仕方・進め方を考えるようになります。
この流れができると、それぞれのコストパフォーマンスアップ及びスキルアップが期待できます。
■従業員の意識改革が進む!
残業禁止の日を作ることによって、「他の日も残業しないようにしよう」という思いが
従業員の間で少なからず起こるはずです。
これは意識向上の重要なきっかけとなります。
■プライベートが充実!
残業をして帰るより、定時で帰る方が疲労度が軽くなるのは当然のことです。
疲労は軽減し、かつ仕事終わりの時間も楽しめるのでオン・オフのメリハリがつきます。
デメリット編
■急ぎの依頼に対応できない
ノー残業デー導入のデメリットの大きな1つは
「ノー残業デーに発生した急な案件への対応ができない」ことです。
ほぼスケジュール通りに業務が行われる会社ではその限りではないですが
急な依頼や、その日にならないと業務量がわからないといった会社では、対応が難しくなるかもしれません。
■精神的に追い込まれるケースも
「仕事をしなければいけないのに、定時で帰らなければならない。
もちろん努力できる限りのことはするけれど、どうしても終わらないから家に持ち帰ろう・・・」
真面目な人や完璧主義の人ほど上記のように精神的に追い込まれるケースもあるようです。
ほとんどの会社は自社の発展や、従業員の健康状態改善のために
ノー残業デーを導入するかと思いますが、こうなっては元も子もありません。
帰ることを個人に強要するのではなく、課などのチームで協力しあってはじめて
ノー残業デーは意味をなすものだと筆者は考えます。
ノー残業デーを形骸化させないために
ノー残業デーを取り入れてからといって全てが上手くいくわけではありません。
上記のようにデメリットもあります。
しかし、うまく利用すれば様々なメリットがあるのは間違いありません。
ただ導入すればいい、と考えるのではなく
どうすればより効果的に、形骸化しないように行っていけるか
そして、個人ではなくチームでどう効率化を図っていくかを日々意識して仕事をしていく
それがノー残業デーを有効に活用する方法ではないでしょうか。