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働き方を見直すきっかけは11月~過重労働解消キャンペーン~
- 2021/11/1
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厚生労働省では、毎年11月に「過労死等防止啓発月間」の一環として「過重労働解消キャンペーン」を実施しています。
実施期間は11月1日から11月30日までの1か月間です。
今回は「過重労働解消キャンペーン」の概要をわかりやすく紹介します。
そもそも過重労働とは
過重労働とは、時間外または休日労働が以下の時間を越えることを指します。
・ 月100時間
・ 2~6ヶ月平均で80時間
原則として時間外労働は月45時間、年360時間までと労働基準法で定められています(特例を除く)。
このような長時間労働は、様々な健康被害を引き起こす危険性があります。
「過重労働解消キャンペーン」期間中の取り組み
「過重労働解消キャンペーン」期間中には、以下のようにさまざまな取り組みが行われます。
(1)労使の取組の促進を手助け
労働組合等に対し、長時間労働削減に向けた協力要請を行い、労使の主体的な取組を促します。
(2)ベストプラクティス企業の紹介
都道府県労働局長が長時間労働削減に向けた積極的な取組を行っている「ベストプラクティス企業」を訪問し、ホームページ等を通じて取組事例を紹介します。
(3)過重労働現場への重点的な監督指導
過労死等に係る労災請求が行われた事業場や離職率が極端に高いなど若者の「使い捨て」が疑われる企業等に対し、現状を確認し法違反が認められた場合は是正指導をします。
また、悪質な場合は、送検し公表します。
(4)過重労働に対する相談窓口の設置
11月6日を「特別労働相談受付日」、また10月31日から11月6日を「過重労働相談受付集中週間」とし、都道府県労働局の担当官が過重労働等に関する悩みや相談に対する指導・助言を行います。
(5)キャンペーンの周知・啓発
リーフレットの配布、広報誌、ホームページの活用により、「過重労働解消キャンペーン」の趣旨などの広い周知を図ります。
(6)過重労働解消のためのセミナー開催
企業における自主的な過重労働防止対策を推進することを目的として、全国でオンラインまたは会場で「過重労働解消のためのセミナー」を開催します。
セミナーは無料で、どなたでも参加できます。
セミナーの日程や詳細、申込方法は専用サイトを参照ください。
「過重労働解消キャンペーン」を通して
厚生労働省、都道府県労働局、労働基準監督署では、過重労働の対策として時間外労働時間の把握、年次有給休暇取得の促進、健康管理の徹底を呼び掛けています。
「過重労働解消キャンペーン」を通して、自社ないしは自身の働き方を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
<参考>
厚生労働省「過重労働解消キャンペーン」