【保健師監修】ぐっすり寝たい!9月3日は秋の睡眠の日!

9月3日は秋の「睡眠の日」です。
睡眠の日は、2011年に公益財団法人神経研究所 睡眠健康推進機構が一般社団法人日本睡眠学会と協力し、春と秋の年に2回制定したもので、睡眠の正しい知識の普及が目的です。
秋の睡眠の日は「ぐっすり」の語呂合わせにより9月3日と定められ、前後1週間(8月27日~9月10日)は睡眠啓発のため睡眠健康週間とされています。
今回は睡眠の日にあわせて、睡眠コンテンツをご紹介します。

睡眠に関するコンテンツの紹介

厚生労働省では、「健康寿命を延ばそうSMART LIFE PROJECT」の一貫として心身の健康と睡眠をテーマにした特設Webコンテンツ「良い睡眠で、からだもこころも健康に。」を公開しています。
睡眠にまつわるトリビアや、人事・労務担当者向けに企業の取組事例などが掲載されていますのでぜひ参考にしてみてください。

厚生労働省「良い睡眠で、からだもこころも健康に」

コンテンツ内では、2014年に厚生労働省が科学的な知見をもとに作成した指針「健康づくりのための睡眠指針2014~睡眠12箇条~」も紹介されています。
睡眠について正しい知識を身に付け、睡眠の質の改善や睡眠にまつわるさまざまな病気の予防を目的に作成されました。

1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。
2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
2.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
11.いつもと違う睡眠には、要注意。
12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

ここにも挙げられているとおり、睡眠は運動や食事、生活リズムと密接な関係を持っています。ただ眠るだけでなくより質のよい睡眠のためには日中の過ごし方から変えていく必要がありそうですね。

睡眠の大切さ

日本人の睡眠時間の平均は世界で一番短いとご存じですか。
2021年版の経済協力開発機構(OECD)の調査によると、日本人の平均睡眠時間は7時間22分で、調査対象33か国中最短でした。
さらに総務省の統計データによる調査では、日本国内で平均睡眠時間が8時間を超えるのはの秋田県のみでした。
適切な睡眠をとらないと代謝機能、免疫力の低下や生活習慣病のリスク増加など肉体的な影響に加え、感情が不安定になりうつ状態へ陥りやすくなるなど精神的にも支障をきたすことがあります。

また仕事においては、集中力や判断力の低下により生産性や作業パフォーマンスが落ちてしまいます。
アメリカのシンクタンク、ランド研究所によると、睡眠が足りないことによる日本国内の経済損失は年間最大1,380億ドル(約15兆円)にものぼると試算しています。

睡眠時間を削って一生懸命働いているはずが、逆に損失を生み出すという本末転倒な結果につながると言えます。
一定の基準がもうけられているわけではありませんが、まずは一般的に必要とされている7~8時間の睡眠時間を確保することが大切です。
人は人生の3分の1の時間を寝て過ごします。
それだけ多くの時間を費やす睡眠は私たちにとって重要なことです。秋の睡眠の日(9月3日)をきっかけに、質のよい睡眠を心がけてみましょう。
それでは、皆さまぐっすりおやすみなさい。

【参考】
・ 公益財団法人神経研究所 睡眠健康推進機構「ねむりんねっと」
・ 厚生労働省「SMART LIFE PROJECT」
・ 総務省統計局「47都道府県ランキング」
・ 厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014」

監修:大場ひろこ(ドクタートラスト 保健師)

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藤原ふじこ株式会社ドクタートラスト

投稿者プロフィール

前職は旅行業界で働いていました。異業種に来たことから、日々勉強、日々奮闘中です。
自分が学んでいくなかで興味を持ったことを中心に発信していきたいと思います。

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