新入社員意識調査から見えてくる働きやすい職場とは?

2023年4月25日、東京商工会議所は「2023年度 新入社員意識調査」の集計結果を公表しました。
本調査は、新入社員を対象に社会人生活や仕事に対する意識等を把握するため実施したものです。
結果を参照しながら働きやすい職場とはどんな職場なのか、働きやすい職場作りを含めて見ていきましょう。

理想の上司とは?

職場環境の良し悪しは人間関係で決まるとよく耳にします。
特に上司がどのような人なのかによって仕事のしやすさは大きく変わってくるでしょう。
そこで「理想だと思う上司はどのようなことを大事にし、重視する人か」という調査の結果の上位3位をご紹介します。

1位 仕事の指導を丁寧に行うこと
2位 部下の意見や考えを真摯に聞くこと
3位 人間関係、チームワークを重視すること

この結果から理想の上司とは「仕事のできが良い」人よりも、「関わり方、接し方」が上手な人だとわかります。
日頃仕事を共にしている仲間から見て自分は話しやすい、相談しやすい存在か、協力したいと思える存在か、定期的に振り返ってみると良いかもしれません。
「○○さんが職場にいて良かったと思ってもらえる自分になる!」という意識を持って毎日を過ごすだけでも職場環境は大きく変わりそうですね。

ちなみに、「理想の上司のイメージに近い有名人」は下記のとおりです。

1位 水卜麻美さん
2位 明石家さんまさん
3位 桝太一さん

筆者の感想として、1位の水卜さん、3位の桝さんは非常に親しみやすく話を親身になって聞いてくれそうで非常に安心感があります。
2位の明石家さんまさんは、いつも笑っていて上機嫌な姿が思い浮かびます。
ぜひこちらの方々の良いところを盗んで人望の高い理想の上司に近づきましょう!

社会人生活で不安に感じることから見えてくること

新入社員に社会人生活で不安に感じることを調査した結果、上位3位は以下の結果になりました。

1位 仕事と私生活のバランスが取れるか
2位 上司・先輩・同僚と上手くやっていけるか
3位 仕事が自分にあっているか

特に不安はないと回答した新入社員は全体の3.2%であり、9割強の新入社員は社会人生活を送ることに対して何らかの不安を感じていることがわかります。
不安に侵されていては、本領発揮して仕事ができないことが心配されます。
そんな事態を防ぐために会社として不安解消に向けて取り組めることはないでしょうか?

1位、2位の不安は既存社員にて解消できそうな悩みです。これらの結果から働きやすい職場環境作りとして下記を実践してはいかがでしょうか。

  • 当たり前に残業することを習慣にしない
  • 社員間の仕事の裁量を均す
  • 定期的に社員と面談を行い、仕事と私生活のバランスは取れているか、より良いバランスを取るための業務改善の提案
  • 社内において話しやすい、協力しやすいと思える存在でいることを社員全員が日々意識しながら働く

ささいでもできることに取り組み、ワークライフバランスが取れる職場にしていきましょう。
また2位の結果から人間関係が職場環境に大きく影響を与えることが改めてわかります。

「産業保健新聞」運営元のドクタートラストでは、社員コミュニケーション向上の取り組みとして、お昼休みに社員自身が料理人となり社員に手料理を振る舞う社員食堂を設けています。
管理栄養士がレシピに対して栄養管理のアドバイスを行うため栄養満点の温かいご飯をいただけます。
また、普段関わりの少ない他部署の社員と他愛のない話から業務中では話しにくい話まで語り合うことができ非常に有意義なお昼休みを過ごすことができます。
社員のコミュニケーションを増やす機会を作ることは会社全体で取り組むべき課題だといえますね!

さいごに

以上、新入社員意識調査から働きやすい職場、環境作りに関してご紹介しました。

働きやすい職場とは人間関係の良いことが非常に重要であり、コミュニケーションを図りやすい、人間関係に不安を感じることなく業務に集中できる職場の環境を整備することは会社がゴールを決めずに取り組み続けるべき目標ではないでしょうか。
元気で健康に働く人を増やすべく、働き方改革を続けてまいりましょう!

<参考文献>
東京商工会議所「2023年度 新入社員意識調査の集計結果について」

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櫻井かれん株式会社ドクタートラスト

投稿者プロフィール

新卒から4年間、航空業界に従事しドクタートラストに転職してまいりました。
1日のほとんどを占める仕事の時間を「活き活きと元気に楽しく働ける」職場環境作りをお手伝いできたら、日本中の多くの人を幸せにできると思いました。1人でも多くの方の笑顔を増やせるよう有益な情報発信に努めます。

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