働き方改革を後押し!「ワーケーション」のすすめ
- 2018/9/18
- 働き方改革
働き方改革関連法案が成立し、いよいよ本格的に働き方改革がスタートします。
この働き方改革の一環として「ワーケーション」を取り入れている企業が増えており、話題になっています。
「ワーケーション」については以下の記事でもご紹介いたしました。
「休暇を楽しみながら働こう!~ワーケーションとは?~」
今回は実際にワーケーション実施企業を誘致している地域の取り組みのご紹介とともに、ワーケーションにおける注意点もご紹介します。
和歌山県白浜町の取り組み
三菱地所が和歌山県の白浜町にワーケーション用の簡易オフィスを整備し、今後企業向けに貸し出しをおこなっていくと発表しました。
白浜町といえばその名の通り、真っ白な砂浜に美しい海が広がり、温泉やレジャー施設も充実した国内屈指のリゾート地で、バケーションを楽しむには最適です。
また大阪からのアクセスだけでなく、関西国際空港からのアクセスも良いため、全国の企業の誘致も可能とみられます。
三菱地所は白浜町以外のリゾート地にも同様のオフィスを開設する予定だとしており、今後ますますワーケーションが広まっていくことが期待できます。
長野県軽井沢町の取り組み
観光協会などの民間が主体となって2018年7月に発足した「軽井沢リゾートテレワーク協会」が軽井沢でのワーケーションの誘致に乗り出しています。
軽井沢は白浜町と比較し、東京から新幹線で1時間と首都圏からのアクセスが良いため、首都圏の企業の誘致が期待でき、実際に7月の同協会の設立式典では約40もの企業・団体が軽井沢町内のワーケーション可能な施設の視察に訪れており、関心の高さがうかがえます。
軽井沢町は自然豊かで、標高が高いため夏場も涼しく仕事ができ、冬場はスキーなどを楽しむこともできる町です。
また軽井沢町と同じ長野県内では、松本市もテレワークオフィスを開設し、他の市町村もサテライトオフィスの整備を進めるなど県全体に広がりをみせています。
ワーケーションにおける注意点
メリットの多いワーケーションですが、注意しなければならないポイントもあります。
それは「休暇前に終わらなかった仕事を休暇に持ち込む」こととは明確に区別しなければならないということです。
こうなるとただ単に休暇中にも仕事をするだけ、ということになりかねません。
あくまで長い休暇、旅行を気兼ねなく楽しむために、決まった時間に必要な仕事をこなすというのがワーケーションです。
働くときは働き、休むときは休むというメリハリがワーケーションには欠かせません。
導入の際には運用ルールを明確にしましょう。
働き方改革の一環として、従業員にも会社にもメリットをもたらすワーケーション。
ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。