困ったときは逃げても良いんです!相談窓口に逃げてみませんか?

先日、ラジオから流れていた曲で「負けないこと投げ出さないこと逃げ出さないこと」というフレーズが聞こえてきました。
応援ソングなのかもしれませんが、なんともプレッシャーの強い歌詞だな……と、思ってしまったのは日頃からメンタルヘルス相談に対応しているからでしょうか。

こころのパワーダウンを感じたとき「逃げるのは良くない」と感じてしまうかもしれませんが、そんなことには構わず「逃げても良い」ということを思い出してみてください。
休んだり旅に出たりして「逃げる」という方法もあるかもしれませんが、身近な相談窓口を利用することも効果的ですよ。

本日は、ドクタートラストで提供している「外部相談窓口[アンリ]」の仕組みや使い方をご紹介します。

外部相談窓口サービス アンリで対応ができる相談の例

外部相談窓口サービス[アンリ]では、次のような相談を承ります。

メンタルヘルス相談:気持ちが落ち込む、眠れない、イライラするなど
健康相談:頭痛が治まらない、熱が出た、動悸が続くなど
人間関係の相談:上司とソリが合わない、職場で孤立しているなど
ハラスメント相談:上司から嫌がらせを受けている、職場でハラスメントを目撃したなど
ご家族の相談:認知症の親の対応に困っている、子どもの引きこもりにどう対処したらよいのか、未就学児の保育相談や栄養相談など

相談には、看護師や保健師・精神保健福祉士などの専門職をはじめ、保育士や管理栄養士が控えていますのでさまざまな分野での対応が可能です。
電話、メール、WEBが利用できますので、ふと思い立ったときにお好きな方法で相談できる体制が整えられています。

外部相談窓口サービス[アンリ]の利用の流れ

【1】相談に必要な企業名と「コード」の確認

相談を始める前に、まずはお勤め先の企業のお名前と、企業ごとに数字で設定された「コード」を教えていただきます。
その2点を伺うことで、契約いただいている企業様であることが確認できる仕組みになっています。

「コード」は定期的に変更されることがありますので、最新のものを把握するようお願いいたします。
お電話、メール、WEBいずれの相談においても確認をしています。

【2】お話をうかがいます

多くのカウンセリングと同様に、まずはご相談者様のお話をじっくりうかがいます。
とりとめのない話で構いませんので、思いついたところから話してください。

【3】お話を整理します

ご相談者様が困っていることは何なのか、ストレスの要因となっているものはどのようなことなのかなど、考えることに順序を付けていきます。
外部相談窓口サービス[アンリ]のカウンセリングはWEBや電話、メールなどの遠隔で行うため、細かい状況を教えていただけることはとても有難いです。
ご相談者様にご協力いただくことで相談員も状況が把握でき、検討するための材料を増やすことができます。

【4】対応策のご提案をします

ご相談者様がその問題に向き合うために必要な考え方の工夫やより良い過ごし方をご提案します。
少しの工夫で気持ちの整理ができたり、話すだけで気持ちが軽くなったりすることがあるので、そのための方法を一緒に考えましょう。

【5】医療の必要性を確認します

心身の状態について医療が必要かという緊急性も判断します。
メンタルヘルスや身体の状態が思わしくないと判断した場合は、外部の医療機関受診や産業医の面談をおすすめしています。
その際は、ただお医者さんを勧めるのではなく、受診することの意味や、うまく受診するため工夫などをお伝えしています。

メンタルヘルスも体の対応と同じです。
例えば、多少の腰痛であれば市販薬や周囲からのアドバイスで乗り切ることも可能ですが、ぎっくり腰になったときは整骨院などの医療を利用しますよね。
メンタルヘルスにおいても、程度によっては医療の助けが奏功するときがあります。
医療受診に関しては不安もあると思いますので、少しでも疑問がある際は気兼ねなくお尋ね下さい。

【6】報告の内容についてご希望をうかがいます

相談終了後は、企業様にご相談があった旨をお伝えします。
「報告書」に概要を記載するのですが、相談内容は匿名処理できますのでご希望があればご教示ください。
匿名処理をした際は、報告書では「人間関係のご相談でした」など当たり障りのない表現でおまとめします。
年代や性別も伏せますのでご安心くださいね。

一方、ハラスメント相談の場合は、強制することは絶対にありませんが、実名報告を前向きにご検討いただきたいと思います。
ハラスメントは「安全配慮義務」を遵守するために企業として対応しなければならない問題なのですが、誰がどのような行為を行っているのか、誰が不利益を被っているのかなど、正確な情報が多ければ多いほど対応に役立てることができるからです。

さいごに

日本人は、人に弱音を吐いたり、泣きわめいたりすることは美しくないと考える国民性だと思います。
そのため、つい自分の中で悩みをため込んでしまい、我慢の限界を超えてメンタルヘルス不調に及ぶことが珍しくありません。

外部相談窓口サービス[アンリ]は、企業様が福利厚生として契約してくださっているものですので、お困りごとが生じた際はぜひご活用ください。
心身ともに健康的な毎日を送るためのヒントを一緒に考えましょう。

【外部相談窓口アンリの詳細・お問合せはこちら】

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産業保健新聞編集部株式会社ドクタートラスト

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