知っておいて損はない!本音を引き出すコミュニケーションテクニック
- 2020/4/24
- コミュニケーション
NLP理論という言葉を聞いたことはありますでしょうか。
NLPとは、Neuro-Linguistic Programingの略で、神経言語プログラミングと訳されます。
アメリカの言語学者であるジョン・グリンダーと心理学者であるリチャード・バンドラーによって提唱されたコミュニケーションテクニックで、相手の本音を引き出したい時などに有効です。
相手を真似する? 相手に合わせる?
NLP理論として代表的なものが「ミラーリング」です。
人は自分と似た人に親近感を抱くため、手の位置や姿勢、お茶を飲むタイミングなど相手の動作や仕草を真似することで、信頼関係を形成するのに役立てることができます。
また、話す相手の声の大きさやトーン、テンポ、内容などを真似する「ペーシング」も有効的です。
相手がゆっくり話す人であれば、自分もゆっくり話し、ビジネスライクな人であれば、必要な情報だけを提示することで、無意識でも相手の信頼を得ることができます。
仕事ができる人は皆やっている?○○法
仕事ができる人は総じてコミュニケーションが上手く、共通点として話の聴き方のスキルが高い点が挙げられます。
話の聴き方のスキル向上に大きく役立つNLP理論のひとつであるバックトラッキング法を紹介します。
バックトラッキング法とは、簡単に言うと相手の発言をオウム返しする方法のことですが、ポイントが3つあります。
① 相手が話した事実を返す(話の内容の事実)
② 相手が話した感情で返す(相手の感情)
③ 相手の話を要約して返す(話の要約)
「旅行が楽しかった」と相手が話した場合、「楽しかったんですね」など、相手の感情表現をそのまま返したり、相手の話が長くなった場合には、頷きつつ聞き、ひと段落ついたタイミングで話の内容を要約して返すことでコミュニケーションが円滑に進み、相手の話をうまく引き出すことができます。
このようにバックトラッキング法を用いると、相手は自分の話がよく理解され受け入れられているという感覚を持つため、相手との信頼関係を築く際にとても有効な手段となります。
おわりに
ミラーリングやペーシングをはじめとしたNLP理論を用いることで、心が通じ合っているような気分になり、どんな人とでもうまく信頼関係を築くことができます。
まずは、相手の仕草を真似てみるなど、少しずつ話を聴く際に気にしてみてはいかがでしょうか。