新型コロナウィルスの影響により、外出が制限され、1人で過ごす時間が増えた方が多いのではないでしょうか。
さらには、テレワーク導入に伴い、平日も自宅で過ごし、職場の上司・部下や同僚と接する機会も大きく減り、「やりやすい」と感じる方もいれば「前のほうが良かった」と感じる方もいると思います。
この自粛期間中は、悪いニュースばかり目に飛び込んできますが、何も悪いことばかりではありません。
1人の時間が多いことは、新しいことに挑戦しやすい環境であると言えます。
今回は、「一人時間」だからこそ取り組みたいことなどをわかりやすく説明します。
自粛期間中は同調圧力が少ない
会社の部署をはじめとして、趣味のつながりなど、私たちは日常生活においてさまざまな組織の一員として活動をしています。
その組織において、「少数意見を有する者に対して、暗黙のうちに多数意見に合わさせる」「忖度せよ」といった何かしら不文律のようなものはないでしょうか。
そういった同調圧力が、この自粛期間中は少ないため、自分が本当にやりたいと思っていたことに時間を充てることができます。
そして、一対一で意見を言いやすい環境でもあるため、普段言いづらいと感じていることをこの機会に相談してみるというのも手ではないでしょうか。
集団極性化のリスクも減る
集団において意思決定を行う際、個々人の判断や行動傾向、感情などがさまざまなやりとりを通すなかで、極端な方向に強くなる現象を集団極性化と言います。
集団極性化が起こると、リスクの高い意思決定を行うようになったり、敵とみなす相手と争いになったりしやすい危険性をはらんでいます。
時には、悪意なく信念のもとに相手を傷つけてしまうこともあります。
まさに、新型コロナウィルスが蔓延している状況下において、行動や発言1つで集中攻撃され、どんどんエスカレートするなんてこともあり得ます。
これは、新型コロナウィルスに限った話ではなく、会社といった組織でも同様です。
これまで当たり前のように行われていた暗黙のルールや明文化されたルールなど見直す良い機会かもしれません。
おわりに
仕事に限らず、休日も1人の時間が増え、何をしようかと悩まれている方も多いと思います
社会人の勉強時間は、1日平均6分とも言われており、この自粛期間を勉強にあてることで大きく成長につながるかもしれません。
また、新しい趣味を探したり、前々からやりたいと思っていたけれど時間がなくてできていなかったことに挑戦してみても良いかもしれません。