- Home
- ワークライフバランス, 助成金
- UIJターン者の採用に助成金が支給されます
UIJターン者の採用に助成金が支給されます
- 2019/4/17
- ワークライフバランス, 助成金
厚生労働省は、東京一極集中の是正、および地方での人材不足緩和などの観点から「UIJターン」による就職希望者を採用した事業所に新たな助成金を支給する方針です。
そもそもUIJターンとは?
UIJターンは、Uターン、Iターン、Jターンの総称です。
まずはこれらについて、それぞれ説明します。
Uターン就職
進学や就職のタイミングで地方から都市部に住んだ人が、再び故郷に戻り就職することを指します。
具体例としては、都市部に本社がある企業に就職後、キャリアを積んだ後、ライフスタイルの変化に合わせて地元で就職するパターンなどがあります。
Iターン就職
今住んでいるエリアとは別の地方のエリアで就職することを指します。
最近では、デザイン・IT関連の企業で沖縄にサテライトオフィスを開設して、日々の生活も仕事も沖縄で過ごす!というような選択ができる企業もあります。
Jターン就職
こちらは、Uターン就職とも近いのですが、生まれ育ったエリアから都市部の企業に就職した後、地元に近い地方都市に住み就職することを指します。
子育てなどのタイミングで「地元と都市部の間ぐらいの便利さのあるエリアに住みたい」と考え転職をするパターンがあります。
どのような条件を満たすと助成金が受けられるの?
気になる助成金制度、以下の条件を満たすことが必要です!
東京圏以外の地域に所在する事業所で一定条件の労働者を1名以上雇い入れた場合、採用に要する経費の2分の1(上限100万円)が助成されます。
具体的には、就職説明会の開催や人材募集・採用パンフレットの作成にかかわる経費が助成対象となります。
また東京都および大阪府のハローワークには、地方就職支援コーナーを設置しており、専門の相談員による職業相談、職業紹介、全国各地方の求人情報、住宅・教育・医療・福祉などの生活関連情報の提供を行っています。
求職者にとってのメリットもあります
企業にとっては、優秀な人材を確保するのにコストも低くなると便利ですよね。
地方に拠点を設けることでオフィスの家賃はコンパクトに、業務の水準はそのままに!ということも可能です。
また、求職者にとっては、地方のエリアに住むことは都市部に比べて物価や住宅費も安くなるというメリットや、「自然が多いエリアなど子育てをしていきたい!」「趣味の釣りを休日に思う存分楽しみたい!」というような私生活の中での願望を叶えることのできる選択することも可能です。
仕事面で今まで培ってきたスキルを存分に生かし、仕事も私生活も充実させることができるのではないでしょうか。
<参考>
厚生労働省「地方就職希望者活性化事業について」