冷蔵庫の中身チェック、してますか?

冷蔵庫の中身、放置していませんか?

日本全国で記録的な暑さが続いていますね。
そうでなくても、毎年この時期に職場の衛生面で必ずトピックに上がるのが「食中毒」です。
産業医の職場巡視においても、冷蔵庫など衛生管理の項目は必須となっています。
たくさんの人が利用する冷蔵庫には、個々人の意識の差からさまざまな危険が潜んでいます。
これを機に、冷蔵庫内の掃除から整理整頓、今後の利用についてのルールの策定まで話し合ってみてはいかがでしょうか?

冷蔵庫の掃除におけるチェックポイント

職場の冷蔵庫は大型のものが使われていたり、他人のものが多く入っていたり、なかなか手が出しづらいのではと思います。しかし、日々の注意ではなかなか掃除が行き届かないところもあるので、年に何度かは下記の点に留意して、大掃除を行うようにしましょう。

・ 冷蔵庫内のものはすべて取り出す
冷蔵庫内の掃除のためには必須です。
同時に「賞味期限・消費期限は切れてないか」「開封済みの飲食品が放置されていないか」「期限等の要件を満たしたら、それが誰のものであるか」もチェックしましょう。

・ 取り外せる仕切りやトレーは外す
冷蔵庫の壁面も清潔にする必要があります。
そのため、仕切りやトレーは外して、中性洗剤で洗いましょう。
壁だけではなく、内部も隅々まで中性洗剤で掃除します。
すべて綺麗に掃除が完了したら、消毒用エタノールかアルコールスプレーを噴霧して消毒をしましょう。

・ 扉のパッキンも清潔に
冷蔵庫の扉のパッキンはとても汚れが溜まりやすいです。
歯ブラシなどでここも欠かさず清潔にしましょう。

オフィスの冷蔵庫のルール

せっかく気合を入れて掃除をしても、すぐ散らかしてしまうようでは意味がありません。
共用の冷蔵庫の利用についてのルールを策定しましょう。

・油性ペンで所有者の名前を書く
導入しやすい簡単なルールですと、油性ペンで名前を書き、誰のものかすぐ分かるようにする、というものがあります。
冷蔵庫の扉に貼り紙をして、油性ペンを設置しておきましょう。
収納した日付もセットで書くようにするとより良いでしょう。

・定期的に棚卸しをする
例えば「毎週金曜日の17時から30分間冷蔵庫の棚卸しを行い、その時点で名前のないものや期限が切れているものは破棄する」などのルールを策定し、告知します。
年に数度の大掃除では、放置された食べ物や食べカスが庫内を汚してしまい、間に合いませんので長くても2週に一度くらいは実施できるといいでしょう。

みんなで使う共用部分ですので、みんなで協力して衛生環境を清潔に保つようにしましょう!

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角屋 祐介株式会社ドクタートラスト

投稿者プロフィール

人事部門・経営管理部門・財務部門・営業部門での経験を活かし、最新の労働衛生のトピックについていち早く皆様にわかりやすくお届けいたします!
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