仕事と不妊治療の両立を目指して

仕事との両立

不妊治療は、「高額の医療費の負担」「周囲のサポートがない」など、さまざまな悩みが付き物で、その中には「仕事との両立」も挙げられます。
ある調査会社が、仕事と不妊治療の両立についてのアンケートを行ったところ、約9割が「仕事との両立は難しい」と答えたそうです。

費用面、時間面の負担

人工授精や体外受精・顕微鏡受精など、不妊治療の方法は複数ありますが、いずれも健康保険が適用とされないため、高額となってしまいます。
また、個人の体質や薬との相性、卵子の育つタイミングなどに合わせて通院日が決まります。
このような理由から、通院日が多くなってしまうことや、急な通院が必要となる場合もあります。

なかなか周りに打ち明けられない

さらに不妊治療はデリケートなことでもあるため、大々的に「不妊治療しています」と周囲へ公表する方は、少ないのが現状です。

「これ以上、仕事に穴があけられない」、「急に休んだ次の日、周囲の目が気になり会社に出社しづらい」などといった理由から、転職や退職するケースが起きています。

この様な現状を鑑み、仕事を続けながら不妊治療を続けてもらおうと、国や市町村、企業で少しずつ企業からの助成金や休暇・医療費控除などの取り組みが行われはじめつつあります。

パートナーはもちろん、職場のサポートも不可欠

皆さんの職場での取り組み状況はいかがでしょうか。
不妊治療は、パートナーはもちろん、職場の方のサポートや理解が不可欠となります。
これを機会に、仕事と不妊治療の両立について考えてみてはいかがでしょう。

<参考>
「東京都特定不妊治療費助成の概要」(東京都福祉保健局)
「仕事と不妊治療の両立について」(厚生労働省)

こちらもご一読ください

・ 「仕事と妊活」(産業保健新聞)
・ 「働く女性が知っておきたい!妊活Q&A」(産業保健新聞)

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