【女性のターニングポイント】カギを握るのは女性ホルモンの変化

女性ホルモンが助けてくれること

「歳をとっても綺麗でいたい、輝き続けたい」

これは女性にとって永遠の課題となっているのではないでしょうか。
女性の美や健康にとても関係が深いのが「女性ホルモン(エストロゲン)」です。
では、女性ホルモンがどのように女性の健康を助けてくれるのかみていきましょう。

肌のハリやつや、自律神経のバランスに、女性ホルモンは貢献している

女性ホルモンは私たちの体にどのような影響を及ぼしているでしょうか。
代表的な働きは、以下のとおりです。

・女性らしい体を作る
・妊娠・出産
・お肌のハリ・つや
・コレステロールの調整
・骨を丈夫に保つ
・自律神経のバランスを保つ

女性ホルモン(エストロゲン)の変化

女性ホルモン(エストロゲン)は年齢によって変化します。
更年期が始まる40代から女性ホルモンは減少し、45歳くらいから急激に減少するといわれています。
そして、閉経を境によりいっそう減少していきます(平均の閉経年齢は50.5歳とされています)。
また、他にも過度なダイエットや仕事や家庭のストレス等も女性ホルモン(エストロゲン)に影響を与えます。
女性ホルモン(エストロゲン)が減少すると、上記の「女性ホルモン(エストロゲン)が助けてくれること」の恩恵が受けられなくなります。

今のあなたの女性ホルモンは?~セルフチェック~

以下のことに思い当たる節があったら、女性ホルモンの減少が関係しているかもしれません。

・疲れが取れない
・シミ、シワが最近気になる
・突然、カーッと熱くなる
・目が乾く

しかし、女性ホルモンの減少は止められません。
ずっと輝き続けるためには、45~55歳の女性ホルモンの変化の時期にどれだけ対策するかが重要となります。

ポイント別対策

髪のコシ・お肌のハリを保つには「タンパク質」

魚や卵の他、大豆製品がおすすめです。
肉は、赤身や鶏むね肉などの脂肪の少ない部位を選び、グリルやしゃぶしゃぶなど脂を落とす調理法が良いでしょう。

丈夫な骨には「カルシウム+ビタミンD」

カルシウムは乳製品・小魚・豆類や小松菜などに多く含まれます。
カルシウムの吸収に必要なビタミンDは食べ物以外に日を浴びることでも作られます。短時間の日光浴で大丈夫です。

シミやシワ、アンチエイジングには「抗酸化食品」

野菜や果物に多く含まれてます。いろいろな種類をバランスよくとることが必要です。

女性の体すべてに影響する「大豆イソフラボン」

大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをします。
ここで、大豆イソフラボンの新事実を紹介します。
大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをしますが、その効果を得やすい人と得にくい人がいることがわかってきました。
その違いは、体内に入ったイソフラボンを「エクオール」という物質に変換できるかどうかというところにあります。
このエクオールに変換されないと女性ホルモンに似た効果を得にくいとされています。
そして、このエクオールを作り出すのが、「エクオール産生菌」です。
エクオール産生菌をつくれるかどうかは、以下のチェックリストを参考にしてください。
多くあてはまる人のほうがいいとされています!

~あなたはどれくらい当てはまりますか~
・豆腐や豆乳など、大豆食品をよく食べる
・睡眠時間を8時間以上とっている
・食物繊維を積極的にとっている
・ほぼ毎日運動している
・タバコは吸わない

ずっと輝く女性でいるために、今から「健康貯金」を始めましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

砂川菜美株式会社ドクタートラスト 産業保健師

投稿者プロフィール

行政保健師として、乳児から高齢者まで幅広い世代の方々の健康に携わる中で、働く世代の健康増進の難しさと重要性を感じ、現在は産業保健師として活動しています。
健診事後措置や面談などの基本業務はもちろん、健康管理体制構築サポートや健康セミナーなど多方面で活動中。これまでの経験を活かし、それぞれのライフスタイルに寄り添った情報提供を行ってまいります。
【保有資格】看護師、保健師、第一種衛生管理者、健康運動指導士、人間ドック健診情報管理指導士、NARD JAPAN認定アロマアドバイザー
【ドクタートラストの保健師サービスへのお問い合わせはこちら】
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

この著者の最新の記事

関連記事

解説動画つき記事

  1. 【動画あり】休職者、在宅勤務者をサポート「アンリケアサービス」~その魅力と導入の流れ~

一目置かれる健康知識

ページ上部へ戻る