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休み方改革とは? 〜働き方改革との違い〜
- 2018/4/26
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「働き方改革」という言葉がすっかり馴染んできた昨今、同時に進められている「休み方改革」という言葉をみなさんご存知でしょうか?
「働き方改革」と「休み方改革」、どちらも同じ意味じゃないの? と思われた方も多くいらっしゃるかもしれません。
確かにどちらも、ワークライフバランスを推進することを目的としていますが、実は違った定義で進められているのです。
今回は、「働き方改革」との違いを含め、「休み方改革」にどのように取り組んで行くべきかをご紹介します。
休み方改革とは
「休み方改革」とは、会社側に有給休暇の取得を促したり、休暇期間が一定期間に集中しないように、ある程度ばらけた状態で取得できるようにしたりと、労働者が休暇を取得しやすい環境を整える取り組みです。
一方で「働き方改革」は、働く人たちが長く仕事を続けて行くことができるよう、仕事がしやすいしくみ・環境を整えて行くことを推奨する取り組みです。
ですので両者は、考え方のアプローチに違いはあるものの、「働き方改革」としてワークフローの見直しなどを行うことで、休暇が取りやすい環境にもなり「休み方改革」にも繋がる、ということになります。
密接な関係にあるため、切り離して考えることはできません。
すでに行われている具体的な取り組み
● プラスワン休暇
公休日に繋げて年次有給休暇を取得することで、連休をとりましょう!という取り組みです。
企業が「有給休暇取得推日」として、公休日と公休日の間に設定するところも多いのではないでしょうか。
● プレミアムフライデー
普段よりも「プレミアムな生活」を推奨する、個人消費喚起のキャンペーンです。
月末の金曜日は15時に退社して、買い物をしたり家族と過ごしたり等、豊かさや幸せにつながる環境づくりが期待されています。
休み方改革を進めるために
経営者は「働き方改革」だけでなく、「休み方改革」の面でのアプローチも認識し、経営課題のひとつとして率先して取り組んで行きましょう。
そして管理者は、部下に休暇を取得させなければならない責任があるということを今一度認識することから始めましょう。
また同時に、自分自身が休暇を率先して取ることで、部下が休暇をとりやすい環境を作ることに努めましょう!
労働者は、周りの状況を考慮しながらにはなると思いますが、積極的に休暇を取得する意識を持つところからはじめましょう!
休み方改革を進めることは容易ではないかもしれません。
それぞれの立場の人間が一人ひとり自覚・意識することで初めて実現の一歩を踏み出します。
健康で元気に働くために本日からまず意識改革から取り組んでみてはいかがでしょうか。