”パーキンソンの法則”を理解すれば生産性向上にすぐ役立つ!
- 2019/1/26
- 働き方改革
皆さんは、「パーキンソンの法則」をご存知でしょうか?
うまく活用することによって生産性の向上につなげることができる法則です。
パーキンソンの法則とは?
パーキンソンの法則は、イギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンによって、次のように提唱されています。
仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
これだけだと少し理解しづらいと思いますので、わかりやすい例をご紹介します。
子どもの頃に夏休みの宿題を休みが終わる直前に慌てて片付ける、なんてことをしていた人もいるのではないでしょうか?
かく言う私もそんな子どもの一人でした。
つまり、人間は与えられた時間をギリギリまで目一杯に使ってしまうということです。
パーキンソンの法則を打ち破ろう!
前述の例だけですと、パーキンソンの法則=怠け者な印象を受けかねませんが、考え方によっては生産性を高め、仕事を効率的に行うことができるヒントになっているのです。
仕事効率アップにつながる、わかりやすい例をあげてみます。
ある月曜日、上司から以下のような指示があったとします。
「今週金曜日の会議で使う資料を、木曜日の午前中までに作ってほしい」
あなたなら、どう作業を進めるでしょうか?
木曜日まで数日の猶予がありますので、今日やらなくてもいいやと考えたり、資料作成のための資料集めに時間をかけたり…。
結局猶予があったにもかかわらず、当初の締め切りを律義に守り、木曜日に提出となってしまう。
パーキンソンの法則に合致してしまっています。
そこで、考え方を変えてみましょう。
資料作成にあたり、作業工程を細かく区切り、その工程ごとに締め切りを作るのです。
たとえば、資料集めはこの日までに終わらせる、草案はこの日までに作成する、修正はこの日までに終わらせる…。
一気にやろうとするとそれなりの時間がかかってしまうかもしれませんが、少しの時間で少しずつでも確実に進められれば、「時間をすべて満たすまで膨張」する前に作業が完了し、締め切りである木曜日よりも前に資料を提出して、他の仕事に手を付けることができるかもしれません。
これだけで生産性向上になっていませんか?
パーキンソンの法則は活用次第で大いに役立つ
余裕があることに安心してダラダラ進めることは、現在の求められている「働き方」とも乖離してしまいます。
考え方をあらため、より効率的に生産性の高い仕事をすることを目指してみましょう!