突然の大雪!困らないためには
1月18日朝は東京都心など関東地方平野部でも雪が降り、東京都心で最大6cm、横浜市でも5cmの積雪を記録しました。首都圏の鉄道は始発からダイヤが乱れ、各線で大幅な遅れや運休が発生しました。
朝の通勤・通学ラッシュとも重なり、お昼近くまで入場規制をした駅もあり大混乱となりました。
もともと雪の少ないエリアは、ひとたび雪が降れば公共交通機関が麻痺し、大きな影響を受けます。
雪に伴うケガや事故などの被害を最小限に食い止めるには、どうしたらよいのでしょうか。
車を利用する方へ
国土交通省のWebサイトには、各エリアの冬の道路情報を案内するページがあります。
参考:雪みち情報リンク集
こちらでは、各道路の積雪量や注意報・警報などを確認することができます。
また、積雪時の運転で気を付けることや、テクニックなども確認することができます。
参考:雪みちの運転テクニックに関するリンク集
普段から車の運転に慣れている人でも、思わぬ大雪に見舞われ立往生してしまうこともあり得るでしょう。
そういった時には、一旦車を停めることのできる場所(駐車場、ファミリーレストラン、コンビニエンスストア等)を見つけ、無理をせずその場で身の安全を確保し、天候の回復を待ちましょう。
公共交通機関を利用する方へ
まずは、インターネットや、テレビ・ラジオ、駅の係員に状況を尋ねるなどして、最新の運行情報を入手することが大切です。
次に、「駅でそのまま待つか」、「別ルートで動くべきか」、「オフィスまたは、自宅にて待機するか」などを総合的に判断したうえで、今後の対応を決めることをお薦めします。
帰宅時に大雪に見舞われたような場合には、「帰宅困難者」にならないよう対策が必要です。
九都県市では、災害時に徒歩で帰宅する人たちのために、各店舗(コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、居酒屋など)と徒歩帰宅者支援のための協定を結んでいます。
これらの店舗には、災害時帰宅支援ステーションの目印があり、トイレ・水道水を利用できるほか、道路交通情報などを可能な範囲で提供してもらうことが可能です。
※九都県市=埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市・相模原市の9つの地方公共団体
参考:防災首都圏ネット
外出先から自宅まで全て徒歩で帰宅する事態を想定し、準備することは困難ですが、最寄り駅周辺に関しては、駅から駅への移動方法やルートを調べておけば、緊急時も慌てずに行動できます。
また、降雪に限らず、台風などの際にも、こういった情報を把握しておけば自分の身を守ることに繫がります。
社内においては、衛生管理者は従業員に対して上記のような情報を周知しましょう。「災害発生時に会社にいる場合」や「自宅または出先から会社へ向かう場合」等の対応について、社内で今一度見直すことが必要ではないでしょうか。