もしも地震がおきたらどうする?子どもと一緒に備えよう!~保育士が教える家庭でできる子どもと一緒に準備する災害対策~

こんにちは。保育士の日置です。
日本は地震が多く発生しますが、皆さんはご家庭でお子さんと大きな地震が起きた際のお話や対策をしていますか?
ご存じの方もいると思いますが、保育園では本当の災害にも焦ることなく避難できるように、毎月、地震や火事を想定した避難訓練を行っています。
ここでは、いざというときに備えてご家庭でお子さんと一緒にやっておくべき災害対策をお伝えします!

子どもと一緒に考えてみよう

まずはお子さんと一緒に地震が起きた際に何をしたらよいかやどんなことが起こるかを考えてみましょう。
保育園や幼稚園に「避難訓練の際にはどうしているか」を聞いてみるのもいいかもしれません。
また、おすすめなのは防災の絵本や紙芝居を一緒に読むことです。
保育園でも避難訓練を行う数日前に防災に関する絵本や紙芝居を読むことで興味を引き出したり、イメージを持って訓練に取り組めるようにしたりしています。
「こんなときどうする?」などのクイズ形式のものや間違い探しなど内容はさまざまです。絵本を通して子どもたち自身で考えながら防災を身近に感じ、楽しく知識をつけることができます。

身を守るために練習しよう

まずは地震が起きたら身を守らなければなりません。
保育園では防災頭巾を着用して頭を守り、机などの下にもぐります。
しかし、ほとんどのご家庭には防災頭巾はないのではないでしょうか?
そんな時には防災頭巾の代わりに普段から生活の中にあるクッションや大きいお人形などで代用できます!
頭の上にのせて頭を守る練習をしましょう!

次に、姿勢を低くするためにやる「だんごむしのポーズ」です。
後頭部に手を当てて、危険なものにお尻をむけてしゃがみ込んで小さくなります。
このポーズをするのが難しい小さなお子さんの場合には、大人がこどもと向かい合わせにして大人のおなかあたりに子どもの頭を置きます。
大人は子どものおしりを抱きかかえるようにからだを丸めるポーズを取ることで頭を守ることができます。

出所:ac-illust.com

しかし、日常生活でなかなか取る機会のないこのポーズを嫌がるお子さんも多いのため、普段からふれあい遊びの中でスキンシップとして一緒に行っておきましょう!

防災バックの中身も定期的に見直しましょう

防災バックの中身は定期的に見直す必要がありますが、お子さんがいる家庭の防災バックはお子さんの成長に合わせたものを用意することが大切です!
下記のものは特に成長段階に合わせたものや最新の情報があると便利なので定期的に見直す必要があります。

食事

ミルクを飲むお子さんの場合は、水が用意できなかった場合も考えると、粉ミルクよりも缶に入った液体ミルクがあると溶かす必要もなく衛生的でもあり便利です。
離乳食も子どもの月齢にあったものを用意するとよいでしょう。瓶詰やパウチになっているものなど温めずに食べられるものもよいです!
また、食事についてはアレルギーの観点からも日常生活から食べ慣れているものを用意しておくことがおすすめです。

おむつ

おむつも成長に伴ってサイズアウトしてしまいがちなアイテムです。また使用頻度も高いですよね。バックの中でかさばってしまうので圧縮袋などに入れて小さくして多めに用意しておけると役立ちます。

防災カード

防災カードとは災害時にお子さんと離れてしまうことも想定して、周りの大人にお子さんの情報を知らせるためのカードです。
内容は子どもの名前や血液型などの情報と保護者の方の連絡先や災害時の集合場所のほか、子どもが自分で伝えることが難しいアレルギーや病気などの配慮してほしいことも書いておくと安心です。


地震はいつやってくるかわかりません。
普段から家庭で想定し準備して、本当に地震があった際に慌てずに対処ができるよう、ぜひお子さんと一緒に練習してみてください。

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日置智絵株式会社ドクタートラスト 保育士

投稿者プロフィール

前職では都内の認可保育園で保育士をしておりました。
保育士としての経験や知識を活かしながら働くお母さんやお父さんの子育てに役立つ情報を発信していきたいと思います。
【保有資格】保育士
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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