【保育士が直伝】子どもに「パパがいい!」と言ってもらえる方法~「パパいやだ!」と言われて落ち込み仕事に集中できないお父さんへ~
- 2021/8/5
- 育児
全国の働くお父さんたち!
自分は朝から晩まで働いていて子どもたちと過ごす時間が短いために、「パパいやだ!ママがいい!」と言われるのがしかたないと思っていませんか?
たった3つを意識するだけで「パパいやだ!」が激減するかもしれません。
子どもよりもまずはママに尽くしてみよう
そもそも、どうして子どもは「パパいやだ!」と言うのでしょうか。
よくあるのが、パパをママの敵だと子どもが認識してしまっているケースです。
子どもたちはママが大好きです。
ですので、パパがママに怒られているのを見たり、喧嘩したりしているのをみると、「パパはママを怒った顔や悲しい顔にさせてしまう人」と認識してしまいます。
「靴下は洗濯機に入れてってあれほど言ったでしょ!」「ご飯食べるときはスマホをしまって!」などと毎日ママに怒られてはいませんか?
心当たりのある方は、今日からママが笑顔になるような生活を心がけてみましょう!
子どもの前だけではなくて、子どもが見てない時もぜひママの笑顔を守りましょう。
すると、いつも子どもに「本当にパパはどうしようもない」「全然お話聞いてくれないんだよね」と愚痴を言っていたママが、「パパがお皿洗ってくれたの!」「パパいつも優しいよね」と笑顔で話してくれるかもしれません。
ママがパパの話を笑顔ですることで、「パパはママを笑顔にしてくれる良い人だ!」と認識してくれるようになります。
ママと同じ基準で動こう
次にご紹介するのは「ママと同じ基準」です。
これに関して私の娘(1歳児)を例に考えてみましょう。
娘は鼻水をパパにティッシュで拭かれるのを嫌がります。
しかし、ママだと嫌がりません。
なぜだろう?と疑問に思い、行動を比較してみました。
□ 私(ママ)は、終始笑顔で、「お鼻拭くよ」「きれいにしようね」「気持ちいいね」といった声掛けをしたり、終わった後「わあ!きれいになったね!ぴかぴかだ!」と声をかけます。
□ 夫(パパ)は「ごめんね~お鼻拭かせてね~」「いやだよね~すぐ終わるよ~」と言いながらとても罪悪感たっぷりの顔をして拭いていました。
皆さん、自分が子どもだったらどっちに鼻を拭いてもらいたいですか?
ママですよね。
ママの基準は、「鼻水を拭くと清潔を保てるので拭いたほうがいい」ということ。
一方、パパは「嫌われたくない」という思いが無意識のうちに言動にあらわれてしまい、「鼻を拭く=悪い」のように思えてしまいますよね。
鼻水を拭くのは悪い行為ではありません。
しかしパパのように謝りながらやってしまうと、子どもはいいことをしてもらっている感じがしません。
「パパがごめんって言っている。暗い顔をしている。私は嫌なことをされているんだ。嫌だな。楽しくないな」と嫌悪感だけが募ります。
皆さんも、もしかしたら気づかぬ間に子どもを必要以上に不安にさせたり嫌な気持ちにさせたりしているかもしれません。
お伺いする必要はない!
皆さん「パパいやだ!」と言われると悲しいですよね。
そして、好かれたい……と思いますよね?
好かれようとすると「パパと一緒に~しない?」「パパは~するけどどうする?」と子どもにお伺いを立てようとしてしまう傾向があります。
聞いたところで、子どもはもう「いや!」と言う準備はできていますので、この一言で終了です。
そのうえ、どんどん見下されてしまいます。
そうならないために、子どもにお伺いを立てないでください!
そして「パパと一緒に」は言わなくて大丈夫です。
「パパと一緒に」と言うと「ママがいい」となってしまいがちですし、加えて「する・しない」の判断を委ねると「しない」になってしまいます。
<言い換えの例>
「パパと一緒にお着替えしない?」→「お着替えするからおいで~」
「パパはご飯食べるけどどうする?」→「みんなでご飯食べるよ!」
ポイントは「もう決定事項です」という感じで言い換えることです。
子どもは、周りの大人の関係性や顔と声の表情を敏感に感じ取っています。
子どもから自分はどう見えているのか、自分の言動によって子どもの表情がどう変化したのか、ママはどのような言動で子どもに接しているのか、今一度ご見直してみてはいかがでしょうか。
毎日の育児、楽しんでいきましょう!