【保育士直伝】働きながらもこれならできる!子どもの保湿とコツ

子どもは大人より乾燥しやすい?!保育士が教える肌の乾燥と保湿のコツ

こんにちは!
ドクタートラストの保育士、吉沢です。
2月も終わりに近づいてきましたが、雪が降ったり風が冷たかったり、まだまだ寒い日が続いています。
私も冷たい風に吹かれ、縮こまりながら通勤する生活を送っております。
皆さんも、会社につく頃には乾燥して「ほっぺたがパキパキ!」ということがありませんか?
保育士として働いていると、毎年この時期に気になってくるのが自分の肌の乾燥に加えて「子どもたちの肌の乾燥」です。
乾燥がひどい子は遊びながら無意識にかきむしってしまい出血してしまうこともあります。
そこで今回は子どもたちの肌を守るための「保湿」についてわかりやすく解説します。

子どもが大人より乾燥しやすい理由

生まれたての赤ちゃんは肌を保護するために皮脂量がとても多いのですが、生後2~3か月を過ぎたあたりからだんだんと乾燥が気になるようになっていきます。
子どもは大人の肌よりも角質が薄く、皮脂量も少ないので、基本的に乾燥肌であるといわれています。
乾燥肌を見て見ぬふりして放置してしまうと、症状が悪化してしまったりアトピー性皮膚炎の発症につながったりする可能性もあります。
肌の水分が少なく、バリア機能が低下することで、かゆみを生じる場合もあるので、今一度お子さんの肌の状態をよく見てあげてくださいね。

狙い目は、お風呂上り~忘れがちな「溝」~

働くお母さんやお父さんは子どもの保湿を丁寧に行う時間を1日に何度もとれないですよね。
そこで1日1回お風呂上りに保湿するということを心掛けてみましょう。(※幼児さんは1回でも十分効果が得られる子が多いですが、赤ちゃんにはもっとたくさん塗ってあげてほしいです……!)
お風呂上りの肌が柔らかくなっているときに保湿をしてあげるのが効果的ですし、清潔かつ裸なのでクリームを塗りやすいです。
部位は、全身保湿してもらいたいのですが、このときに忘れがちなのが身体の溝です!
ひじの裏、ひざの裏、首の付け根、赤ちゃんは手首や足首にも溝があるので、隅々まで塗ってあげましょう。
ちなみに私が保育をしていて意外と多いなと思う乾燥部位はおなかです!
顔や足はすべすべなのにおなかだけガサガサという子をよく目にします。
きっと洋服を着たまま塗りやすい場所は保湿しているけれど、服で隠れている場所は塗れていないのでしょう。
おなかは洋服とこすれて肌が刺激を受けやすい部位でもありますし、かきむしりやすい場所でもありますので、乾燥しているなと思ったら塗ってあげてくださいね。

コロナの影響で新たに乾燥しやすくなった部位

また、コロナ禍で新たに乾燥しやすくなった部位があります。
それは「手」です。
皆さんご自身の手をご覧ください。
なんだか去年よりカサカサしているなと思いませんか?
新型コロナウイルスの感染症対策で手洗いを徹底しているためです。
ハンドソープを使用した手洗いは菌や汚れだけでなく、肌のうるおいまで洗い流してしまうので、新型コロナウイルス流行以降、手洗いや手指消毒の回数が増えた私たちの手は潤いが失われています。
手洗い・手指消毒の後には子どもたちに保湿のクリームを塗ってあげましょう。
子どもの手に塗って余ったクリームは大人の手に塗ってくださいね。

今後も続く手洗いと手指消毒の徹底に伴い、ぜひ大人も子どもも手指の保湿をしていきましょう。
そして、乾燥対策として子どもたちの全身の保湿をどうぞよろしくお願いします!

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吉沢夏希株式会社ドクタートラスト 保育士

投稿者プロフィール

大学在学中から保育園で子どもたちに接する仕事を続けてきました。保育士としての経験と出産育児の経験をあわせて、産前産後・育児中の働くお母さんの力になりたいと思っています。
また、記事では子どもの成長過程に関することから保育士が実際に現場で使う保育テクニックなどを紹介し、日々の子育てが少しでも楽しくなるようにサポートしていきます。
【保有資格】保育士、チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー、幼児食インストラクター、チャイルドコーチングアドバイザー
【YouTubeで「子育て相談コーナー」配信中!】
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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