保育士が教える声掛けの工夫!② 子どもに思いが伝われば育児はもっと楽しくなる!
- 2021/2/9
- 育児
前回、保育士が教える声掛けの工夫①において、
・ 理由を伝えよう
・ 身体で止めよう
・ 一貫した態度をとろう
の3項目をお伝えしました。
今回はその続きです!
<そもそも叱らない!>1.事前説明しよう!
どの年齢にもおすすめで簡単にできる声掛け、それは事前説明と約束です。
私の娘(1歳)を例に挙げて説明していきます。
私の家では、娘がハイハイを始めた生後5か月あたりから毎朝、起きてリビングに行く前に「〇〇と〇〇は危ないから触っちゃだめだよ」と伝えるようにしています。
そうすると、はじめはよくわかっていなかった娘でしたが、「うん」と返事をしてくれるようになりました。
その後「お約束だよ」と言うと「うん」と言って約束してくれるようになりました。
これを毎日繰り返していくと、まだ言葉の話せない1歳の娘でも不思議なことに触らなくなるのです。
保育園でも同じです。
お散歩に行く前に「11:30からお昼ごはんだから11:00には帰ってくるからね」など年齢に合わせて事前に説明をしてから出発します。
<そもそも叱らない!>2.お約束しよう!
特に幼児に効果的なのがお約束です!
これは事前説明と合わせて使用しましょう!
たとえば、買い物に行く前に「おうちにたくさんお菓子があるから、今日はお菓子は買わないからね」と事前に説明をして約束することで「お菓子買ってー!」とぐずることがなくなっていきます。
4、5歳児には、「〇〇(子どもの名前)隊長に任務を与えます!」、「〇〇(子どもの名前)先生にお願いしたいことがあります!」など少し大人として扱ってあげたり、〇〇レンジャーやプリンセスとして接してあげたりすると気分がよくなり約束を守ってくれることもあるので、子どもの好きな設定でお話ししてみましょう!
そして約束を守れたら必ず褒めてあげてください。
「約束守れたね。ありがとう。守ってくれて嬉しいよ」と大げさに褒めて認めてあげましょう。
抽象的な言葉は伝わらない
子どもに「ちょっと待って」「ちゃんとして」「早くしてよ」などと言ってはいませんか?
これらは子どもには伝わりません!
「ちょっと」「ちゃんと」「早く」の尺度は人によって違いますよね。
「ちょっとってどのくらい?」
「ちゃんとってなに?」
「私なりに早いのだけど……」
と子どもたちは混乱してしまいます。
たとえば「もっと遊んでいきたい!」という子どもに対しては、「あとちょっとだけだよ」と言うのではなく
「あと5分ね。時計の針が5のところまでね」
「あと3回滑り台をすべったら終わりだよ」
と具体的に言ってあげたほうが納得します。
そして、その時間になったら切り上げるようにしましょう。
何度も何度も繰り返すのはキリがないのと、「もっと遊びたい」と言い続ければまた遊べると思ってしまうからです。
3~5歳児に対しては、
「時計の針がどこまでに行ったら終わりにする?」
「あと何回滑り台を滑ったら帰る?」
と問いかけて自分でゴールを決めさせるのもいいでしょう。
大人だって人に決められたことよりも自分で決めたことのほうが実行できますよね。
年齢やその日の子どもの気分によって、言葉選びを変えてみましょう!
事前にちょっと多く伝えるだけで、少し言い方を変えるだけで、子どもたちは全く違った反応を見せてくれるかもしれません!
皆さまの育児生活が、少しでも楽しくなりますように。
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