一人で頑張りすぎてしまう人必読!周囲を巻き込むことが能力として認められるワケ

「会社で仕事をするうえで求められることは何か」と問われたとき、何を思い浮かべますか?
おそらくさまざまな要素が思い浮かんだはずです。
その中でも、優秀な社員であればあるほど求められるものが「成果(結果)」ではないでしょうか。
しかし、どんなに優秀な社員であったとしても自分一人の力だけで常に成果をあげ続けるということはなかなか難しいもの。
すべての対応を自分1人で行っているのでは、いつかは手が回らなくなります。
常に一人の力で成果をあげ続ける人は極めてまれだと思います。
そこで求められてくるものが、「周囲を巻き込む力」です。
今日は、「一人で頑張りすぎてしまう人」のために、周囲を巻き込むコツについてお話します。

周囲を巻き込む力は大切

経済産業省が2006年より提唱している「人生100年時代の社会人基礎力」では、企業側は「働きかけ力(他人に働きかけ、巻き込む力)」「実行力」「ストレスコントロール力」が若手社会人に欠けていると感じています。
また、周囲を巻き込む力は、リーダーや経営者といった立場の人こそ求められる力だといわれています。
特に、次のような業務にかかわる人のなかには、痛感している人も多いでしょう。
・ 新しくプロジェクトをこれから立ち上げる
・ チームの中で複数人と一緒にする仕事をしている

では、どうやって周囲を巻き込めばいいのか、そのコツを解説します。

周囲を巻き込む際に気をつけたいポイント

プロジェクトのゴールを明確に伝える

周囲の人に業務をお願いするときは、ゴールを明確を伝えることが大切になります。
そして同時に途中でぶれないということも重要です。
その結果、人は目的意識を共有しながら関われるようになります。

自分の短所や弱さを隠さない

人間はそもそも他人の強みではなく、弱みを感じることで愛着を覚えるようになるとされています。
皆さんも仕事が早くて優秀だと思っていた人の弱みを見ると、人間味を感じて信頼をできるようになったことはありませんか?
他人に弱みを見せられる人は、見方を変えれば、強い人ともいえます!

常に冷静に周囲を確認できる

周りを巻き込んで何か仕事をしていくうえでは、自分が任された分だけをやればいい、というわけではありません。
常に、他人の仕事や状況を観察し、手助けや助言をすることも大切になります。
誰よりも冷静になって落ち着いて対処することが必要です。

注意! 周りを「引っ張る」と「巻き込む」では大違い!

チームリーダーとなって、プロジェクトを進めていくうえで陥りやすいのがこの「自分が引っ張っていかなきゃ!」という考えです。
しかし巻き込むことと引っ張ることは大きく違います。
特に、「助け合うことができるかどうか」という点は、その違いが顕著ですね。
今日ご紹介したポイントは今すぐにでもできるものです。
日ごろから意識することによって巻き込む力はもちろん、職場での人間関係も円滑に進むことになるのではないでしょうか。
<参考>
経済産業省「社会人基礎力」

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田野優人株式会社ドクタートラスト 産業カウンセラー

投稿者プロフィール

日本の働き方、メンタルヘルスのあり方に不信感を抱き、大学では社会学を専攻。卒業後、健康経営のコンサルタントの道を進むべくドクタートラストへ入社。今まで延べ500社以上の企業へ訪問し、産業保健体制の実態を目の当たりにしてきました。また、産業カウンセラーとしても日々、悩みを抱える方々との面談を行っています。
【保有資格】産業カウンセラー
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼、リリース送付などはこちらからお願いします】

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