職場のデスク周りがきれいな人とそうでない人がいますが、これは単純にその人の性格としてしまってよいのでしょうか。
一昔前であれば、すべてがアナログで作業されており、たくさんの資料がデスクに山積みなんて光景は当たり前だったのかもしれません。
しかし、パソコンがここまで普及した今、必要な資料やデータはすべてコンピューターの中、いちいち紙に印刷するなんてことは、少なくなったように思われます。
デスク周りがきれいな人ほど仕事ができる なんて言葉を一度は聞いたことがあるけれど、いったいなぜなのでしょうか?
仕事のレベルがアップする!
デスク周りが汚い人によくあるのが、使いたい書類や文房具が見つからない……。
いつでもゴソゴソ何かを探してる人って社内に一人はいませんか?
何を探しているかと尋ねると「昨日見た書類が見当たらない」「消しゴムがない」など……。
1日トータルにして10分の探しものも、1ヶ月で3時間20分、1年でなんと40時間も。
仕事とは直接関係のないことに40時間も費やしていることになります。
探す時間の分だけ仕事は遅れているのです。
また、常に書類が山積みになっている光景に慣れてしまうことで、重要な書類やすぐに取り掛からなくてはならない案件が埋もれ、気がついたときには手遅れになっている、なんてことにもなり兼ねません。
処理する情報量が少なければ、脳へのストレスが軽減されます。
余計な情報がない机、つまり物が少ない机は、仕事への集中力や処理能力も上がり、その日にやらなければならないことが埋もれることもなくなるのです。
一体どうしたらいいの?
① デスクを整理するには本当にいるものだけを選びましょう。
机も収納場所も限られています。
使用頻度が低いものはなるべく捨てるようにしましょう。
② デスクの上だけを整理するのではなく、引き出しの中も整理しましょう。
仕事の効率を上げるなら引き出しの中も整理整頓は欠かせません。
また、引き出しは常に一つ空にしておきましょう。離席時などに作業中の書類の一時置き場にすることでデスクの上が散らかりません。
③ 書類は平積みにしない。
デスクの上もそうですが、引き出しの中でも書類を平積みにするのはやめましょう。
書類を取り出すときに上に重なっている書類をどかしたり、ガサガサと探したりと手間がかかってしまいます。
書類はファイルなどに入れて、立てて引き出しの中へ収納しましょう。
必要な書類がどこにあるのかを探しやすく、簡単に取り出すことができます。
付箋やラベルで目印をつけておくと、さらに便利です。
④ トレーや小箱を活用する。
ペンや付箋、クリップなどの文房具類は、引き出しの中にトレーや小さな箱などを使っていつでも見やすく、取り出しやすく、片付けやすくを心がけましょう。
位置を固定することで、いちいち探す手間が省けます。
捨てることと定位置がポイント!
定期的に引き出しの中を整理整頓し、必要のないものは捨てましょう。
なんでも取っておくと、かえって探す時間が無駄になってしまいます。
使い終わったら元の位置に片づけ、毎日リセットするようにしましょう。
物を捨てられない人=決断力がない なんて思われるかもしれません。
捨てる習慣を持つことで、決断力を養いましょう。